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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
りちゃあど
9
清水さんの作品は、一見幸せに見える光景の裏にある哀しさや切なさがたまらなく胸をうつのです。それにしても、今から30年ほど前に描かれた作品とは思えませんねぇ。2017/06/25
還暦院erk
8
蔵書再読。凄く昔に買ったコミクスなので紙が黄ばんでるけど、このサイズで読まなきゃもったいないような細密画…美しい。キャラだけじゃなくて、宇宙船も描き文字もカケアミや夜空の星描写も。ちゃんと漫画世界を描いているから、例えばp37の「背景無しのコマ」「セリフだけのコマ」が意味を持って画面に浮かび上がる。ギャグ絵も含めて、この頃の絵が実は一番好みだったりして。『百万ドルの愛』でウォレス君の頭に大金が降ってくるシーンが大好き。コマの外までこぼれ出てるコインに注目。御屋敷と雪の夜のシーンも飾っておきたいくらい！2019/05/01
呉藍
3
『もうひとつの神話』みんなイヴが好きで……。カインの使命感には恐れ入りますが、アベルの気持ちがね……。イヴが最後の女の子でさえなかったら、と思ってしまった。／『ナポレオン・ソロ』ナポレオンが最高！ でも本当にロボットに心が芽生えてしまったら……知らずに傷つけるのは、すごく怖い。／『お伽話のユダ』カイ、もといキル。かっこいいです。どこまでも飛んで行ってほしい。2011/11/23
でりら
3
収録：もうひとつの神話／ナポレオン・ソロ／お伽話のユダ／100万ポンドの愛。ロボットに守られた唯一人の人間の少女・イヴと彼女を愛するアダムの物語。タマゴ型ロボットとヒューマノイド、人間を愛するロボット達の話。宙を飛ぶ白い「華人」の生き残りの少年の物語。100万ドルの財産と家屋敷を持参金に、稀代のプレイボーイに求婚してきたのは80歳の老女だった。初期短編集の中で半分がロボット絡みではない話。ちょっとシュールでやっぱりほろりとさせられる話ばかり。個人的にはお伽話のユダが好き。好きだったのに入手困難。文庫版か。2010/07/13
福猫
2
清水さん初期短編集。今でこそ長編の清水さんのイメージが強いｹﾄﾞ、初期は短編の名手だったな～と感慨ひとしお。星新一を彷彿とさせる短い中に凝縮されたストーリー。そして…チョイ役(!?)ででるジャック。今では使い古された話ではあるだろうけど、清水さんが描くと何とも言えないファンタジーに仕上がって、存分に楽しめた。たまに読み返すのも良い。2004/01/01
