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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
南北
26
『ふたりの王女』でアルディス役の北島マヤは紫のバラの人からの招待でレストランに行き速水真澄に出会うが、同席した元オペラ歌手でアルディスを演じた北白川藤子から役のヒントをつかむ。一方姫川亜弓は顔にあざのメイクをして夜の町を徘徊し、オリゲルドの役柄をつかもうとする。北欧が舞台となる寒さの実感を得るため、月影先生が2人を冷凍庫に閉じ込めることで、ようやく実感をつかんだ2人が喫茶店で仲良く会話するシーンが珍しくてよかった。そして開幕した舞台では、オリゲルド役の姫川亜弓の演技で劇場内が凍るような空気に包まれる。2025/09/11
藤月はな(灯れ松明の火)
25
自分とは対照的な人物を演じるのにはバックボーンやその人物がどう感じていたのかを緻密に想像する必要がある。冷凍室で極寒のラトアニアの寒さを実感した後でチョコレートパフェを食べるマヤと亜弓にほのぼのします。そして日常生活でも身も心もオリゲルドになる亜弓にもマヤのような役の入れ込み方とアルディスを演じた役者から「自分はアルディスだと思えばいい」と教えられて「アルディスはどう思うのか」と勉強するマヤの相対性も印象的。アルディスとなったマヤが本当に美しいですね。2013/03/25
しゅわ
24
レビュー寄付をきっかけに一念発起!未完の大河スポ根!?少女漫画を再読中。役作りに悩むマヤを食事に招待した紫のバラの人…実は昔アルディスを演じた人と引き合わせるためでした。その場を思いのままにあやつる真澄様…スゴすぎ。そして二人を冷凍庫に閉じ込める月影先生。でたぁ~ 犯罪スレスレのスパルタ訓練。冷凍庫の管理者もよく許可したなぁ。そのあとのスケバン亜弓さんは、私のなかで“無かったコト”になってます。 いよいよ始まった『ふたりの女王』の舞台。ガラカメ史上、最長の劇中劇に、美内先生の思い入れの深さを感じますね。2014/06/06
えり
18
なんだか急に著者の本作への情熱、マヤや亜弓への愛情が、私の中にドッと勢いよく流れ込んできた。劇の解釈、役作り方法の発想力、それに非凡なる表現力・構成力が加わって、もう、ただただ感嘆。こんな気持ちになったのは、マヤと亜弓がお互いに支え合っている姿がはっきり描かれていたからかな。画面に溢れる優しさ心強さに、こちらまで何か勇気付けられる思い。この巻好きだなぁ。そして『ふたりの王女』、遂に開演!2013/10/26
いおむ
15
既読済本登録ですよ。2021/09/11
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