出版社内容情報
自らの行いによって「最悪」な結末を迎えてしまった10のお話を収録。寓話のようでいて、決して他人事ではない気持ちになる1冊
【目次】
内容説明
それでも、人は悪いことをしてしまう。11編の最悪な結末のお話を読んで、人生において大切なことを学ぶ、それが『最悪事典』です。だからこそ、未来ある『こどもたち』にこそ、読んでもらいたい1冊です。
著者等紹介
林木林[ハヤシキリン]
詩人、絵本作家、作詞家、翻訳家。詩情あふれる独自の視点で多彩な作品を手がける。詩のボクシング全国大会チャンピオン。『ひだまり』(絵 岡田千晶/光村教育図書)で第66回産経児童出版文化賞産経新聞社賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
やすらぎ
167
物語に乗せて読者に言の葉を届け、心に沁みるよう。人生の教訓は生きている間にしか活かせないと理解しているはずなのに、実行できない人ばかり。生きる術を考えさせられる。後悔しないよう、過去を反省し成長するために、自己を磨くきっかけとなる一冊。代えがたいものを手放してはならない。嘘はなぜ存在するのか。砂時計を逆さにすれば過去は消せるのか。他者を疑えば幸福は近づかないが、信じすぎてもいけない。本当の知識とは自身の無知を知ること。着飾っても本性は見抜かれてしまう。これは、読まずにはいられない。読み終えて物語は始まる。2026/04/16
りらこ
27
ハッピーエンドではない結末。 しかしなぜかそこに、喝采を叫んでしまう心理さえも自分に存在することに気付く。 それは自分の持っている「ものさし」からの逸脱を、快く思わない自分がいるから。つまり、こどもたちって逸脱しやすくて、ふだん内心「どうしたものか?」と思っているから。 そんなほの暗さとも向き合いながら、読み進める。 スッキリとはいかない。でもどうしてそうなった?その選択はどこから来たのか? 読んだら学べ、学んだらそっちに行くな、だ。 2026/06/07
ほんわか・かめ
17
林木林さんといえば『二番目の悪者』。あの作品を超えるほどではないが、浅はかな考え方を指摘されるような、ドキッとする寓話集。何となく結末に誘導されている気がするので、もう少しどちらの選択が正しかったのか考えさせるような展開でも良かったかもしれない。まぁ4年生くらいから読める文章量なのでこのくらいのほうが丁度良いのかな。それにしても表紙の雰囲気が贅沢♡2026/07/06
きつねねこ
7
ブラックな味わいで容赦ないのだが、それでいていまひとつ切れ味が鈍い。各話の後に添えられている「教訓」も微妙に的を外しているような。面白い趣向の本だけに色々惜しい。横書きの文章は読みにくいが、挿画・装丁は美しい。右ページに各話のタイトルが透かし印刷されているのも凝っている。2026/07/04
弥都
6
それぞれの短編集の題材となっている言葉の意味やそれが指す結果を身をもって体験せずとも教訓を学べる良い本。これを読む子どもは読んでない子より少し慎重になったり賢くなったりするのでしょうか。生きていくと色々なことがあって時には最悪な結果になることもあるけれど、子どもたちには最高の人生を送ってもらいたいと思う。テーマは少し考えなきゃいけないし、がっつりっていうよりサラッとという感じで456年生のブックトークに良いかもしれない。言葉の意味と教訓を子どもたちに教えるという目的で大人にも勉強になりそう。2026/07/18




