わたしのなかにある巨大な星

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  • サイズ 46判/ページ数 143p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784591189566
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0095

出版社内容情報

【俵万智さん、上白石萌歌さん推薦!】

世界とのズレを全力でキャッチする言葉たちに魅了された。その姿が全然華麗じゃなくて(ホメている)愛おしい。――俵万智

まあるくて、透きとおっていて、それでいてたしかに燃えている、きれいな色をした反骨。わたしがことばだったら、紺さんに紡がれたいな。――上白石萌歌

【内容紹介】
わたしにとって作歌とは、自分の“魂の論理”を、この世に書き出していく行為なのだと思う――社会とうまくなじめなかった自身の性格や経験をまじえつつ「言葉と創作」について真摯につづった、注目の歌人による初エッセイ。話題の短期連載に、「短歌をはじめた日」「書けないと書けるの距離」「本当のことを書くということ」など書き下ろし20本を加え書籍化。装丁・脇田あすか/イラスト・Daisuke Kondo。

【目次紹介】
短歌をはじめた日/人とちがうこと/つらぬけ! 中二病/言葉の箱/足りない言葉/モチーフとの出会い/素朴さをつくるもの/歌の完成/真理と真実/未知とリアル/あんまり役に立ちたくない/みんなはあなたじゃないんです/巨大なこと/仕事ができない/RAWの言葉/二足のハイテクスニーカー/個人の言葉/将軍として/言語化が苦手/書けないと書けるの距離/エッセイがむずかしい/効く言葉/期待と失望/本当のことを書くということ/魂の論理

【本文より抜粋】
言葉の箱に、自分の人生に関わるものを豊かに集積した人の言葉は、どんなに軽い話をしていても、どこかぎらっと重く光る。どんな使い古された表現も、その人が口にすればもう一度光る。それが言葉の切実なのだ。――「言葉の箱」

個人を感じる言葉は強い。見たこともないその人がふっと目の前に現れ、声が聞こえる。顔やふるまいが見える。すると、妙に残る言葉になる。――「個人の言葉」

わたしにとって作歌とは、そんな自分の魂の論理をこの世に書き出していく行為なのだと思う。それは短歌に書かれている内容自体というよりは、もうすこし奥の、歌の世界観の話である。心の論理は散文で書き表せても、魂の論理は散文では書き表せない。短歌一首を完成させるたびに、すこしずつ、本当に少しずつ論理が積み重なってゆく。(中略)何十首、何百首と少しずつ、間違えながら、わたしは自分の魂の論理を書き出そうと苦心している。――「魂の論理」


【目次】

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

辻井凌|つじー

2
どのエッセイもよかったけど、「将軍として」がもう本当に最高だ。一兵卒や打首という言葉を使うタイミングが絶妙すぎてクスクスが止まらない。宿そう将軍。 冒頭の詩?と巻末の歌詞も、何回も読み返すくらい素敵。伊藤将軍に心から敬礼したい。2026/04/19

rin

1
★★★★2026/05/06

めちち

0
自分自身とむきあっているからこその不器用な言葉、表現がひしひしと伝わってきて、文字、文章に込める筆者の思いとそのルーツを感じることができた。2026/06/10

nao

0
こんなにも自身の内面をさらけ出しているのはすごい。「将軍として」が格好良い。私も自分の国の将軍として仕事をしていきたいし、相手も相手の国の将軍だと思って、ある意味では「戦」だと思って仕事をしたら、オフィスでも生きてる実感が湧きそう。2026/05/13

せら

0
なかなか独特な人だなぁ、と思いましたが、それが逆に親近感を覚えました。 伊藤紺という歌人の内側を覗ける、面白いエッセイでした。2026/03/29

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