出版社内容情報
時は平安。
安倍晴明の娘にして妖狐の血を引く煌子は、
「白狐姫」として都の妖怪に恐れられていた。
ある日、以前仕えていた承香殿の宮のもとを訪れると、思わぬ闖入者がやって来る。
その少年は宮の弟――次期帝である東宮だった。
煌子の活躍を聞いていた東宮は、自分と勝負をするよう命じるが、
あっさり煌子に負かされてしまう。
しかし煌子の強さに感服し、なんと妃になれと迫ってきて――!?
一方、宮中では新たな事件が動き出していた。
東宮や晴明も巻き込んで、事態は予期せぬ方向に発展していく。
大人気痛快あやかしファンタジー、待望の第3弾!
■著者プロフィール
天野頌子(あまの・しょうこ)
長崎県佐世保市生まれ、東京外国語大学ドイツ語学科卒業。らいとすたっふ小説塾をへて、2005年『警視庁幽霊係』(祥伝社文庫)でデビュー。主な作品に『よろず占い処 陰陽屋へようこそ』『タマの猫又相談所 花の道は嵐の道』(ともにポプラ文庫ピュアフル)、『マリカと魔法の猫ボンボン』(ポプラキミノベル)、『僕と死神の黒い糸』(講談社タイガ)、『四十九夜のキセキ』(光文社文庫)などがある。
【目次】



