出版社内容情報
歩きはじめた「ぼく」と、そのぼくをいとおしそうに見つめる「じいじ」の絵本。散歩にでかける孫を後ろから見まもる。ただそれだけなのに、読み終えた後には何やらとてつもなく温かいものが心に広がります。幼い孫の背中を通してじいじが見つめているのは、親となった息子や娘の子ども時代や、若いころの自分といった「過ぎ去ったいとしい日々」なのかもしれません。祖父母ならではの距離感が、子育て奮闘中のパパママの心をふわっと軽くしてくれます。大好きなおじいちゃんおばあちゃん、孫と一緒に読んでほしい、心温まる「じいじ愛」たっぷりの絵本。
【目次】
内容説明
ハラハラ、ホッと、ラストはほっこり…!じいじとまごのいとおしい時間。
著者等紹介
ホッシーナッキー[ホッシーナッキー]
絵本作家・イラストレーター。東京都生まれ。グラフィックデザイナーを経て、フリーランスのイラストレーターに。こどもが生まれてから、毎日毎日絵本の読み聞かせをするうちに、絵本作りに目覚める。第1回「書店員が選ぶ絵本新人賞」特別賞を受賞した『うちゅういちのたかいたかい』(中央公論新社)で商業出版デビュー(2024年4月)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
やすらぎ
150
ようやく歩けるようになったお孫さんと一緒にお散歩する、じいじ。歩いたり、階段を登ったり、滑り降りたり、一つひとつの動作をじいじがじーっと見つめているほのぼの絵本です。大丈夫かな、楽しそうかな、びっくりしたかな、おっ、走り出したぞ、大きな声で、うわあああああん。じいじの笑顔とともに進むリズミカルな展開。読者もじいじと一緒にじーっと見つめて癒やされていく。ある日、絵本を描きたいと思ったホッシーナッキーさんは2男児の母。自作絵本を売り込んで絵本作家になれるなんて素敵です。子育てが楽しくなる日常絵本の最新作です。2025/07/29
ふじ
11
敬老の日の読み聞かせにぜひ。まだ未就学児の孫と、そっと見守るおじいちゃんとのやり取りに、心があたたかくなる。理想の関係性。まだ新人作家さんとのことだけど、はっきりした絵に、むだがなく、それでいて繰り返しが多用されていて、絵本らしい絵本。安心して読んであげられるなと思いました。2025/09/04
あねさ~act3 今年1年間は積読本を無くす努力をしたいなぁ。←多分無理🤣
10
孫とじいじのお出かけ………。 じーっと孫を見守るじいじの目線が良い。 2025/10/14
遠い日
3
おじいちゃんとよちよち歩きの孫。目が離せない存在というより、目が釘付けになるかわいい孫。 何をしても、どんな表情でも、たまらなく愛おしいのが孫。 目を合わせて、お互いの気持ちをしっかりつなぐ。 愛された分だけ、この子は大きくなる。愛した分だけ、心は膨らむ。 「じーっ」のところで、目を見つめあって、ゆっくりと孫に読んであげたい温かなお話。2025/09/07
たくさん
3
じいじの孫を見守る気持ち。 私は孫がいないのだけれど、こういう気持ちがあればしんどい時も救われる気配。 子どもの表情。じいじの表情。そこに二人の世界の広さ、可能性、希望、未来。 そういうものが無限にあるというのを何ともない日常に、感じることができる温かい本です。 #NetGalleyJP 2025/09/06