出版社内容情報
歩きはじめた「ぼく」と、そのぼくをいとおしそうに見つめる「じいじ」の絵本。散歩にでかける孫を後ろから見まもる。ただそれだけなのに、読み終えた後には何やらとてつもなく温かいものが心に広がります。幼い孫の背中を通してじいじが見つめているのは、親となった息子や娘の子ども時代や、若いころの自分といった「過ぎ去ったいとしい日々」なのかもしれません。祖父母ならではの距離感が、子育て奮闘中のパパママの心をふわっと軽くしてくれます。大好きなおじいちゃんおばあちゃん、孫と一緒に読んでほしい、心温まる「じいじ愛」たっぷりの絵本。
【目次】
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
やすらぎ
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ようやく歩けるようになったお孫さんと一緒にお散歩する、じいじ。歩いたり、階段を登ったり、滑り降りたり、一つひとつの動作をじいじがじーっと見つめているほのぼの絵本です。大丈夫かな、楽しそうかな、びっくりしたかな、おっ、走り出したぞ、大きな声で、うわあああああん。じいじの笑顔とともに進むリズミカルな展開。読者もじいじと一緒にじーっと見つめて癒やされていく。ある日、絵本を描きたいと思ったホッシーナッキーさんは2男児の母。自作絵本を売り込んで絵本作家になれるなんて素敵です。子育てが楽しくなる日常絵本の最新作です。2025/07/29