天空遊園地まほろば

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天空遊園地まほろば

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  • サイズ 46判/ページ数 271p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784591186770
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

ようこそ、天空遊園地 まほろばへ。
わたくし当園の案内人、シチカと申します。
ここは、もう二度と会えない、あなたの大切な人と「再会」できる場所。
入園される際に、一つご注意を。
当園では泣くことが禁止されております。
もし泣くと、あなたの大切なものが失われます。
くれぐれもお気をつけください……。

大好きだった父親の死後、母親と折り合いの悪い少女。
出産を控えて、辛い別れをした元恋人に会いたいと願う女性。
軽蔑していた父親にどうしても聞きたいことのあるエリートビジネスパーソン。
決別した元相方と会いたい女性お笑い芸人。
戦死した兄との約束が忘れられない90代の男性。
大切な存在との「再会」を通し、
残された人々が自分の心と向き合い、未来へ歩み出す姿を描く、
胸を震わせる5つのやさしい物語。

■著者プロフィール
浜口倫太郎(はまぐち・りんたろう)
1979年、奈良県生まれ・在住。
漫才作家、放送作家を経て、
2010年『アゲイン』(のち、『もういっぺん。』に改題して文庫化)で、
第5回ポプラ社小説大賞特別賞を受賞し、翌年小説家デビュー。
他の著作に、ベストセラーとなった『22年目の告白-私が殺人犯です-』のほか、
『宇宙(そら)にいちばん近い人』『シンマイ!』
『廃校先生』『お父さんはユーチューバー』『ワラグル』
『サンナムジャ ~ヤンキー男子がK-POPに出会って人生が変わった件~』など多数。
漫画原作者としても活躍の幅を広げている。


【目次】

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ぼっちゃん

46
亡くなった人と一度だけ会える遊園地の5つの物語。義理と人情なんて一番くだらなく、コストパフォーマンスの悪いことは行わない外資系コンサルタントの主人公が亡き父と再会し父の想いを知る「沈黙のパンダカー」が一番お気に入りです。奈良県の生駒遊園地が舞台様だが、以前テレビで何故ケーブルカーが途中で切れているのか、飛行塔の関係などをやっていたのでその時のモチーフの話だと親しみが沸いた。【図書館本】2025/08/16

本の虫

10
初読み作家さん。帯文に惹かれて購入。真綿に水が染み渡るように、ジワリ、と後から涙が止まりませんでした。死者と会えるなら、誰だって藁にも縋る思いで予約しますよ・・・・。何てくちどけが優しい物語なんだ・・・・。温かな物語を届けて下さって、ありがとうございます!2025/08/01

sou1030

6
「ツナグ」「コーヒーが冷めないうちに」「クスノキの番人」のように条件付きで過去に戻ったり死者に会える系の作品。最後の仕掛けもありきたり感が否めない。だけどこういう設定物は嫌いじゃないです。特に最初の物語は号泣でした。2025/08/12

のん

3
タイムリープして死者に会える天空遊園地まほろば。想像できる展開だし1話1話も短いのだけど、引き込まれてどれもほろりとさせられました。上手い。初読み作家さんだったのでこれから読んでいきたいです。図書館の本。2025/08/13

SaYaKa

1
大好きだった父親の死後、母親と折り合いの悪い少女。 出産を控えて、辛い別れをした元恋人に会いたいと願う女性。軽蔑していた父親にどうしても聞きたいことのあるエリートビジネスパーソン。決別した元相方と会いたい女性お笑い芸人。戦死した兄との約束が忘れられない90代の男性。 大切な存在との「再会」を通し、残された人々が自分の心と向き合い、未来へ歩み出す姿を描く、胸を震わせる5つのやさしい物語。 様々な世代の男女がそれぞれの思いを抱えて天空遊園地にやってくる。戦死した兄と会いたい90代男性の話が一番ぐっときた。2025/08/07

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