出版社内容情報
地球に生まれた喜びを感じられる、春の絵本。
ぽかぽかしてきて
むずむずしてきて くすぐったくて
ちきゅうはとうとう わらいだしてしまった――
植物が芽吹き、動物が冬眠から目覚め、虫が命をつなぐ春。毎年やってくる季節の変化を「あたりまえのもの」ではなく「かけがえのないもの」として感じられる絵本。地球は人間だけのものではない、という気づきとともに、春を迎える喜びを描きます。内田麟太郎×南塚直子コンビで贈る、心あたたまる美しい春の絵本。
内容説明
ありがとう ちきゅうさん ありがとう おひさま。―いのちの芽吹く春、この星に生まれた幸せ―。春の絵本。
著者等紹介
内田麟太郎[ウチダリンタロウ]
絵詞作家、詩人。1941年福岡県大牟田市生まれ。一度聞くと耳に残る独特のリズム、言葉の世界で絵本、読み物、詩集などさまざまな作品を手掛ける。『さかさまライオン』(長新太 絵/童心社)で絵本にっぽん賞、『うそつきのつき』(荒井良二 絵/文渓堂)で小学館児童出版文化賞、『がたごと がたごと』(西村繁男 絵/童心社)で日本絵本賞を受賞
南塚直子[ミナミヅカナオコ]
銅版画家、絵本画家。1949年和歌山県生まれ。ハンガリー国立美術大学に留学し、銅版画を学ぶ。帰国後、銅版画で絵本を制作。見るものを一瞬で幻想的な世界へ誘うノスタルジックな作風が、幅広い読者に支持されている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぶんこ
37
「はるが もぞもぞ」表題通り、本当にモゾモゾして、しかも絵の中の生き物たちが笑顔!笑顔の効能の高さを感じました。読んでいると私まで笑顔。最後のページに内田さんの詩が載っていて、この詩に銅版画で描かれた南塚さんの感性の素晴らしさ!銅版画で、ここまで細かな絵とは、さぞ大変だったと思われますが、楽しんで作成されたワクワクが伝わってくるようでした。地球の素晴らしさ、笑顔の素晴らしさを改めて教えていただきました。2025/04/24
ブルちゃん
33
春っていいな、お散歩してるだけで笑顔になれる😍この本を読んでも笑顔になれる。体のいろんなところをモゾモゾされたら、くすぐったいよね😆カエルちゃんの可愛いこと♡わたしもお日様と地球にありがとうと思いました😌2025/04/28
anne@灯れ松明の火
19
新着棚で。暖かくなってきて、地球をくすぐりながら、あちこちから、あれやこれやが、もぞもぞと出てくる。春の喜びがいっぱい♪ 内田さんの詩と南塚直子さんのかわいい銅版画のコンビ。読んでいると、思わず笑顔になる。敬老会で読んだ。2:032025/04/08
退院した雨巫女。
11
《本屋》春が、もぞもぞなの、なんかわかる気がした。2025/02/19
遠い日
7
南塚直子さんのこれまでの絵の中でいちばん好きになりました。春の暖かさ、春の伸びやかさ、生きとし生けるものがみんな喜びに満ちて動き始める季節を、こんなに鮮やかに切り取った内田麟太郎さんの詩がそれはもうすばらしい。2025/04/12
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