ポプラ文庫<br> 両手にトカレフ

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ポプラ文庫
両手にトカレフ

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  • サイズ 文庫判/ページ数 295p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784591183861
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

私の価値を決めるのは、私だ。
『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』の著者が
14歳の少女を描く、心揺さぶる物語。巻末にバービー氏との対談を掲載。

この物語は、かき消されてきた小さな声に力を与えている。
その声に私たちが耳を澄ますことから、全ては始まるのだ。
――西加奈子氏

今、この時代にブレイディさんは必要とされていて、
この物語は、ブレイディさんにしか、つくれない。
――ヨシタケシンスケ氏

私たちはもう呪いから解放されていいんだ。
2人の少女を抱きしめながら、私も一緒に泣きたくなった。
ーー長濱ねる氏

自分が失いかけていたものを取り戻したような気持ちになった。
一人でも多くの人に読んでほしい。
ーーバービー氏

自分だけの美しいものを見つける長い旅が人生となっていくのだろう。
読後、子ども時代の自分を抱きしめて「頑張れ」と声をかけたくなった。
ーー中江有里氏

ページをめくる手が止まらなかった。
〝ここではないどこか〟を夢見ずして生きてこられた人なんて、いるのだろうか。ーー宇垣美里氏


◎ブレイディみかこ氏からのメッセージ
『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』には出てこないティーンたちがいました。ノンフィクションの形では書けなかったからです。あの子たちを見えない存在にしていいのかというしこりが心に残りました。こうしてある少女の物語が生まれたのです。

◎STORY
寒い冬の朝、14歳のミアは、短くなった制服のスカートを穿き、図書館の前に立っていた。いつもは閉じているエレベーターの扉が開いて、ミアは思わず飛び乗る。図書館で出合ったのは、カネコフミコの自伝。夢中で読み進めるうち、ミアは同級生の誰よりもフミコが近くに感じられた。一方、学校では自分の重い現実を誰にも話せなかった。けれど、同級生のウィルにラップのリリックを書いてほしいと頼まれたことで、ミアは少しずつ変わり始める――。

◎プロフィール
1965年、福岡県生まれ、96年から英国ブライトン在住。2017年『子どもたちの階級闘争』で新潮ドキュメント賞、19年『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』で毎日出版文化賞特別賞、Yahoo! ニュース|本屋大賞 ノンフィクション本大賞などを受賞。

内容説明

寒い冬の朝、短くなった制服のスカートを穿いたミアは、図書館にいた。そこで出合ったのは、カネコフミコの自伝。読み進めるうち、ミアは誰よりもフミコが近くに感じられる一方、学校では自分の重い現実を話せなかった。けれど、同級生のウィルにラップのリリックを書いてほしいと頼まれ、ミアは少しずつ変わり始める―。巻末にバービー氏との対談を掲載。

著者等紹介

ブレイディみかこ[ブレイディミカコ]
1965年、福岡県生まれ、96年から英国ブライトン在住。2017年『子どもたちの階級闘争ブロークン・ブリテンの無料託児所から』で新潮ドキュメント賞、19年『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』で毎日出版文化賞特別賞、Yahoo!ニュース|本屋大賞ノンフィクション本大賞などを受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ふう

75
読みながら、この物語が絶望で終わるはずがないと思いました。自分以外の世界を信じていないように見えても、主人公のミアは弟を愛していて、どうしようもない母親の面倒も見ているし、友人たちのことを嫌っているわけでもありません。トカレフを持つミアを援護射撃すると言って対等に接してくれる友人もいます。何より周りにいる大人たちも真剣にミアのことを考えています。時代や国が違うせいもあるけど、ミアが読んだ「刑務所回顧録」のフミコにはそんな人はいませんでした。わたしたちの周りにはミアもフミコもたくさんいて大人の仕事もたくさん2025/02/27

Ryuya Matsumoto

9
こんなふうにオフィシャルな言説には表れて来ない子供たちが本当に無数にいるのだと思った。大人の仕事って何なのだろう。ミアの未来が幸せでありますように。金子文子にも興味が湧きました。2025/03/11

くるり

9
安易に感想が書けない。リアルだ!と思ってしまう。 大切な小説。いろんな人に読んで欲しい。大人にも読んで欲しいし、なにか迷いを持っている人にも読んで欲しい。そしてフミコの本を読みたい。2025/02/15

*takahiro✩

8
読みたいと長く印をつけていた本です。やっと読むことができました。荻原さんの「ママの狙撃銃」みたいなお話かと思って油断していたので、余りにシリアスな展開に読み始めてすぐにサンドバック状態、無防備な心がボロボロになってしまいました。先進国だと威張ってるくせに、日本だけでなくイギリスまでも何をしているのでしょう。階級社会とは知っていましたがここまでなのか、社会制度とは何と冷たいのか、結局人を助けられるのは個人の善意だけなのか、考えさせられました。寄付ばかり取ってユニセフは何やってんだと八つ当たりしたい気分です。2024/12/26

TAKE

5
重い。文庫本なのに。 ブレイディ氏の小説は「僕はイエローでホワイトでちょっとブルー」を積んでいる現状だったが、本屋で本書を見つけて購入。 イギリスのローからミドルクラスについて本人の体験を背景とした書籍であることは前作からも察しがつくが、その知識があるからこそ、ただのフィクションだと片付けられない手触りがある。 あらすじは他媒体に任せるが、読後感は‘フィクションじゃないな’と‘フィクションにしないといけないな(受け止められない)’と色んな感情が渦巻いた。 表現云々の前に消化(昇華)に時間が欲しい一冊。2025/04/10

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