ポプラ文庫<br> 恋文の技術 (新版)

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ポプラ文庫
恋文の技術 (新版)

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  • サイズ 文庫判/ページ数 335p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784591183823
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

京都から遠く離れた能登の実験所に飛ばされた大学院生・守田一郎。
文通修行と称して京都の仲間や家族、
家庭教師先の少年、作家の森見登美彦らに手紙を書きまくるのだが、
本当に想いを伝えたい相手には書けなくて――。
ヘタレ男子の純情が炸裂する、森見節満載の書簡体小説。
長らく愛されてきた傑作が、
「新版あとがき 読者の皆様」を加えて新版として登場!

※高松美咲さん描きおろし全面帯、
書き下ろし短編「我が文通修行時代の思い出」収録の初版限定小冊子は、
在庫がなくなり次第終了しますので、ご了承ください。


■愛読の声、続々!
「恋文の技術」の冒頭のお手紙3通読んだ所であまりの楽しさに「これは、身が砕けそうになるくらい哀しくなってしまってうっかり五能線とかに飛び乗って、冬の日本海と向き合ったりしてしまったときに旅先の旅館で読もう。きっと、辛く下手な考えなど吹き飛んで、思わず笑って読みふけって東京へ生還できるに違いない。すなわちこれは命の書だ!」ともう一回閉じて本棚にそっと戻したほどの森見さんの小説だいすきたろうです。
――羽海野チカ(漫画家/羽海野チカ公式ブログ2010年5月24日より)

書かなくてもいいようなことを書くのが手紙、と作中にはあります。どんなに言葉を尽くしても、伝えたいことが伝わるとは限らない。読んでもらえるかどうかすらわからない。だけど、それでも、人と繋がりたい、理解されたいと願って書き続ける主人公のいじらしさと、手紙と言うアナログな手段の魅力に満ちたこの小説に、読者である私たちもまた恋文を受け取ったような気持ちになれるのです。
――坂本真綾(声優/『ダ・ヴィンチ』2024年3月号より)

守田くんの皮肉っぽさと迷走っぷりにクスリ。読後はなんとも爽やか!
――高松美咲(漫画家)

令和の世の今こそ読まれてほしい。恋する意義を教えてくれる、これは最高の恋愛小説だ。
――吉田大助(ライター・書評家/「webアスタ」2024年11月6日より)

内容説明

京都から遠く離れた能登の実験所に飛ばされた大学院生・守田一郎。文通修行と称して京都の仲間や家族らに手紙を書きまくるのだが、本当に想いを伝えたい相手には書けなくて―。ヘタレ男子の純情が炸裂する、森見節満載の傑作書簡体小説!

著者等紹介

森見登美彦[モリミトミヒコ]
1979年、奈良県生まれ。2003年、京都大学在学中に執筆した『太陽の塔』で第15回日本ファンタジーノベル大賞を受賞し、デビュー。07年『夜は短し歩けよ乙女』で第20回山本周五郎賞を受賞、第137回直木賞の候補となり、第4回本屋大賞2位を獲得した。10年『ペンギン・ハイウェイ』で第31回日本SF大賞を、14年『聖なる怠け者の冒険』で第2回京都本大賞を、17年『夜行』で第7回広島本大賞を、19年『熱帯』で第6回高校生直木賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

佐々陽太朗(K.Tsubota)

72
文通武者修行と称して延々と綴られた優に百通を超える手紙をむさぼるように読むことになろうとは。「おっぱい」という言葉を数え切れないほど読まされてしまったぞ。馬鹿馬鹿しさも茲に極まれり。ちなみに私は十数年前にこの『恋文の技術』を一度読んでいる。水ぼうそう、おたふく風邪、はしか、風疹、猩紅熱といった禍々しい病原体ですら、一度かかってしまえば二度はかからないというのに、森見氏の言葉は私の脳をまたしても冒してしまった。不条理ともいえる中毒性を森見氏の文章は持つ。要注意である。2025/01/07

おにく

40
京都から能登へ異動になった大学院生・守田が、寂しさを紛らすため文通修行と称して、あらゆる友人、知人に手紙を書き送る書簡体小説で、手紙のもどかしさもあって序盤は堅苦しいですが、徐々に真実がうかびあがり、彼がヘタレ大学生と判明すると、森見さんの平常運転なのだと安心します。数々の手紙とボツにした恋文を経て、彼は自力で手紙のノウハウをモノにする。そうして先に卒業していった憧れの彼女に送った恋文はとても感動的で、この恋が成就してほしいと願いたくなります。のどかな能登の風景も瑞々しい、元気をもらえる小説でした。2025/05/19

ぽろん

37
刊行15周年の新装版。阿呆らしく、くだらない手紙なんだけれど、しみじみ、愛すべき書簡集。森見氏宛の手紙も登場して、愉しい事この上なしでした。なんやかや、言っても守田一郎は、愛すべき男です。2024/12/17

99trough99

36
京都の大学院生、守田一郎が能登半島の研究所に派遣中に、離れた土地で暮らす周囲の人たちに、これもかと書き綴りまくって送りまくった書簡で綴られる大学院生の所感エッセイ?の体裁をとる本書。いったい何十回、「おっぱい」と書けば気が済むのかと、あきれたり可笑しかったり。理系の大学院生も煩悩の塊なわけですね、研究室内でどんどんカップルが量産される辺りも微笑ましかった。 新版の最後には森見さんから「おやゆびの」能登半島地震の被災地へのお見舞いも綴られ、心を打った。2025/04/29

よっち

34
京都から遠く離れた能登の実験所に飛ばされた大学院生・守田一郎。文通修行と称して京都の仲間や家族、家庭教師先の少年、作家の森見登美彦らに手紙を書く書簡体小説。クラゲの実験のために不本意ながら能登の実験場に飛ばされてしまった守田の様子が、知人に宛てた手紙の形で綴られていて、彼視点のみで書かれるがゆえに、読書側にもいろいろ想像の余地を多く残す内容になっていて、彼からいきなり僻地に飛ばされて暇を持て余していたらこうなるのも無理ないよな…と思いながら読みましたが、伊吹さんへのもどかしい手紙もまた微笑ましかったです。2024/12/16

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