さいわい住むと人のいう

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  • サイズ 46判/ページ数 335p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784591182963
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

ある日、豪邸に住む高齢の姉妹が二人とも亡くなった。
老姉妹は、なぜこんな豪邸に二人だけで住んでいたのか―?

地域福祉課に異動になった青年・青葉が紹介されたのは、大きな屋敷に住む八〇歳の老女・香坂桐子だった。桐子は元教師で顔が広く、教育から身を引いてからも町の人から頼りにされていた。妹の百合子と二人だけで暮らしているという――。
物語は二〇二四年から二〇年ごとに遡り、姉妹の人生が少しずつ紐解かれていく。戦争孤児で親戚をたらいまわしにされてきた彼女たちは、いつか自分たちだけの居場所を手に入れて、二人で幸せになろうと誓った。しかし、ある選択を迫られて……。

デビュー作『つぎはぐ、さんかく』が話題となった注目の若手作家がおくる、
二人の女性の人生を壮大なスケールで描いた感動の物語。

内容説明

ある日、豪邸に住む高齢の姉妹が二人とも亡くなった。老姉妹は、なぜこんな豪邸に二人だけで住んでいたのか―?地域福祉課に異動になった青年・青葉が紹介されたのは、大きな屋敷に住む八〇歳の老女・香坂桐子だった。桐子は元教師で顔が広く、町の人々から頼りにされていた。妹の百合子と二人だけで暮らしているという。物語は二〇二四年から二〇年ごとに遡り、姉妹の人生が少しずつ紐解かれていく―。姉妹の人生を壮大なスケールで描いた感動作。

著者等紹介

菰野江名[コモノエナ]
1993年生まれ。三重県出身。「つぎはぐ、さんかく」(「つぎはぐ△」より改題)にて第十一回ポプラ社小説新人賞を受賞し、デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ちょろこ

138
豪邸に住む老姉妹の物語の一冊。パッと心和らぐ装丁と共に現在から過去へ遡る物語は老姉妹の人生アルバムを捲るよう。徐々に紐解かれる時代と追い求めた夢に気づけば時を忘れるほど夢中になった。強さと優しさの鎧を纏いながら選んだ対照的な人生はもちろん、後悔や勘違い、タイムラグのような二人の心がせつなさに拍車をかける。置かれた場所で咲く花もあることを妹の百合子の姿から学び自分も丁寧に物事を見つめ生きたくなった。幸せを掴む傍らで誰かを幸せへと導いていた姿は間違いなく胸をはっていい二人の幸いだと思う。静かな涙が似合う良作。2025/01/14

hiace9000

133
時代とともに変わっていく「幸せ」もあれば、変わることなく時代を貫き通すそれもある。社会や、もちろん人によって希求する「幸せ」は異なり、無理に自分が同化することも、人に押し付けることも、それは間違いなのだろう。豪邸に住まう見た目も性格も正反対の老姉妹が亡くなったところから始まる、80年の逆巻き年代記。不遇な子ども時代を取り返すための理想の像を求め、異なる生き方を求めつつも、幸せに辿り着けると信じた二人は、どんな人生を歩み、今に至ったのか。視点切替えの巧みさが人物に立体感を与え、読み手の心を切なく締め上げる。2025/03/10

ゆみねこ

100
豪邸に住む高齢の姉妹・桐子と百合子。ある日二人とも亡くなっていた。なぜ二人でこの豪邸に住まうことになったのか?2024年から20年ごとに遡り、姉妹の人生を語ってゆく。市役所に勤める青葉青年との関わり、二人が辿った道。じんわりと心に染みる素敵な1冊、お薦めです!2024/10/26

みかん🍊

96
主人公であるはずの姉妹が早々に亡くなってしまって哀しさが最後まで漂う、高齢の姉妹が住む豪邸は戦災孤児になり拠り所失った彼女たちの夢の結晶だった、あちこち盥回しの生活から自力で逞しくお互いの夢のため頑張ってきた二人、お互いが幸せだったのか頑張り過ぎてお互いの為にと思い過ぎた数十年は不幸だったのか、終の棲家を得、周りに頼りにされ助けた人に感謝された二人は「さいわい住む」に辿りついたと思う。2024/11/07

Ikutan

82
元教師で地域の相談役である香坂桐子さんと妹の百合子さんの高齢姉妹が住むのは宮殿の様な素敵な家。市役所の地域福祉課に配属された青葉が、民生委員に連れられてこの家を訪れた2週間後、彼女たち姉妹の訃報が届く。多くの人たちに慕われていた桐子さん。美味しいいなりずしを作ってくれた百合子さん。時代を遡りながら、あの素敵な家に暮らすまでの二人の人生の物語が綴られる。青葉の過去や姉妹の境遇。あの家への強い思い。時代をさかのぼることで少しずつ明らかになっていく構成が巧みですね。二人の人生が心にじんわり残る良書でした。 2025/02/21

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