出版社内容情報
設定よし、人物よし、着地よし。築山桂の面目躍如の快作!
――青木逸美氏(ライター)
こう来たか、と思わず膝を打った。
――大矢博子氏(書評家)
実(まこと)と虚(うそ)の皮膜(ひにく)の間
余計な世話と言われても これも世のため人のため
侍(ぶし)も町の者(ちょうにん)もあるものか
曲者近松と若者たちが 大坂を駆ける痛快譚
この面白さ疑いなし!
――三田主水氏(伝奇時代劇アジテーター)
私は思わず、涙した。
――縄田一男氏(文芸評論家)
近松門左衛門没後300年――
「悩める町の者を助ける」始末処で繰り広げられる、
じんわり温かな人情時代小説。
時は元禄、大坂は道頓堀の竹本座。
人気浄瑠璃作者・近松門左衛門に命を救われた虎彦は、
彼の裏稼業「近松万(よろず)始末処」に引っ張り込まれる。
「悩める町の者の人助け」とうそぶく近松にこき使われるまま、
失せ人捜しにお犬さま騒動、井原西鶴の幽霊退治など、
さまざまな事件の解決に奔走する虎彦だが、近松にはある思惑が――。
正体不明の美貌の剣士に賢い忠犬、からくり細工師見習い少女ら
始末処の面々が繰り広げる人情時代小説。
内容説明
時は元禄、道頓堀の竹本座。人気浄瑠璃作者・近松門左衛門に命を救われた虎彦は、彼の裏稼業「近松万始末処」に引っ張り込まれる。「悩める町の者の人助け」とうそぶく近松にこき使われるまま、失せ人捜しにお犬様騒動、井原西鶴の幽霊退治など、様々な事件の解決に奔走する虎彦だが、近松にはある思惑が―。正体不明の美貌の剣士に賢い忠犬、からくり細工師見習いの少女ら始末処の面々が繰り広げる人情時代小説。
著者等紹介
築山桂[ツキヤマケイ]
1969年、京都府生まれ。大阪大学大学院博士後期課程単位取得。専攻は日本近世史。主な著作に、『おすすめ文庫王国2016』にて「時代小説部門」第1位に選ばれた『未来記の番人』など多数。児童書にも活躍の場を広げている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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流之助
もちこ