ポプラ新書<br> チョコレートで読み解く世界史

個数:
電子版価格
¥1,078
  • 電子版あり

ポプラ新書
チョコレートで読み解く世界史

  • ウェブストアに3冊在庫がございます。(2025年05月09日 03時00分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 新書判/ページ数 222p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784591180303
  • NDC分類 383.8
  • Cコード C0220

出版社内容情報

ヨーロッパとキリスト教の歴史から、いまの世界情勢が見えてくる!

王族貴族がすりつぶしたカカオを飲んでいたマヤ・アステカ文明、スペインにカカオをもたらしたコロンブスの「海洋進出」、カカオ商人に特権を与えたルイ14世、チョコレートも工場で作られるようになった産業革命――キリスト教を抜きには語れない中世ヨーロッパから近現史まで、チョコレートを切り口に歴史と宗教を学べる一冊です。

ヨーロッパ視点で語られてきた歴史を今こそ、学び直す。

15世紀末から始まる「大航海時代」。コロンブスの新大陸到達といえばピンとくる方も多いかもしれません。最近の世界史の教科書を見ると、「スペイン・ポルトガルの海洋進出」という表現です。これは、「大航海時代」という言い方が、ヨーロッパ中心の視点だという批判があるためです。
これまで私たちが学んできた世界史は、ヨーロッパつまりキリスト教社会で語られてきた歴史をもとにしたものでした。しかし、国際情勢の大きな変化や、人権や平等、宗教、平和といった観点から見ていくと、表現や言葉の使い方を再考する必要が出てきたのです。(本文より抜粋・編集)


◎プロフィール
1964年、神奈川県生まれ。27年にわたり、高校で世界史・日本史・現代社会を教えながら、NHKラジオ・テレビのリポーターを務めた。テレビ朝日系列「大下容子ワイド!スクランブル」でコメンテーターとして活躍。著書に『揺れる移民大国フランス』『世界を救うmRNAワクチンの開発者カタリン・カリコ』など多数ある。池上彰氏との共著に『歴史と宗教がわかる!世界の歩き方』などがある。「池上彰と増田ユリヤのYouTube学園」でもニュースや歴史をわかりやすく解説している。https://www.youtube.com/channel/UC5X3kJorIx55tOJQ9283tkg

内容説明

王家の戦略、宗教改革、戦争…1粒のカカオに歴史と宗教が詰まってる!王族貴族がすりつぶしたカカオを飲んでいたマヤ・アステカ文明、カカオ商人に特権を与えたルイ14世、チョコレートに薬を溶かしていたマリ・アントワネット、チョコレートも工場で作られるようになった産業革命―キリスト教を抜きには語れない中世ヨーロッパから近現代史まで、チョコレートを切り口に歴史を楽しく学べる一冊です。

目次

第1章 マヤ・アステカ文明で飲まれていたカカオ
第2章 コロンブスがカカオをヨーロッパへ
第3章 キリスト教抜きには語れない中世ヨーロッパ
第4章 ユダヤ人がチョコレートをフランスへ
第5章 王家の結婚がチョコレートを広めた
第6章 プロテスタントが発展させたチョコレート産業
第7章 伝統とSDGsを大切にする21世紀のチョコレート

著者等紹介

増田ユリヤ[マスダユリヤ]
1964年、神奈川県生まれ。27年にわたり、高校で世界史・日本史・現代社会を教えながら、NHKラジオ・テレビのリポーターを務めた。テレビ朝日系列「大下容子ワイド!スクランブル」でコメンテーターとして活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Aya Murakami

63
たしかyoutubeで紹介されて、通院先近くの本屋さんで購入。 比較的ヨーロッパ史をがっつり紹介したチョコレート本。横文字だらけ似たような名前だらけで嫌いになる世界史。分かります!私もそれが原因でセンター試験を日本史にしたので。もう一つの世界史嫌いな理由として中世ヨーロッパのわけのわからん宗教戦争の数々。宗教がらみの弾圧迫害は今でいう陰謀論にもつながるとか。 チョコレートの発展はそんな弾圧迫害の被害者によって支えられたという側面も。ユダヤ人やクェーカー教徒がチョコレートの技術を身に着けていたというのは初耳2024/08/15

よっち

42
キリスト教を抜きに語れない中世ヨーロッパから近現代史まで。カカオから作り出したチョコを切り口に歴史を学べる一冊。マヤ・アステカ文明で飲まれていたカカオをヨーロッパにもたらしたコロンブスと、世界の人々の暮らしを変えたコロンブスの交換。キリスト教を抜きには語れない中世ヨーロッパ史、スペインからフランスへチョコをもたらしたユダヤ人や王家の結婚、プロテスタントが発展させたチョコレート産業、伝統とSDGsを大事にする21世紀まで、チョコレートの発展を絡めながら世界史を読みといたなかなか興味深い一冊になっていました。2024/03/04

ta_chanko

18
マヤ・アステカの「神々の食べ物」や貨幣としてのカカオ豆が、コロンブス交換によりスペインおよびヨーロッパに伝わる。奴隷貿易で活躍したユダヤ人が製法を獲得。カトリック国スペインでの迫害を受け、ユダヤ人がフランス(バスク地方)にチョコレートを伝える。スペインでもフランスでも王侯貴族の飲み物だったが、革命により民間にも普及。またプロテスタントの普及とともにオランダでココアが、イギリスで(クエーカー教徒により)固形チョコレートが、スイスでミルクチョコレートが開発された。さらに産業革命により大量生産も可能になった。2024/04/02

ひろ

11
先日読んだチョコレートの本が非常に面白かったので、続けて手に取った。チョコレートを支点として世界史を取り扱う一冊。学生時代に世界史を掠めた程度の知識でも、丁寧な説明とやわらかな語り口で読みやすい。カカオ(チョコレート)の伝播は、当時の宗教や政治の動勢に深く関わっている。高級な嗜好品かつ薬という側面を有していたからこそだろう。中世ヨーロッパの華々しい上流階級が中心となるのがチョコレートの歴史であり、世界史=西洋史を強く感じる切り口だった。想像していたよりも純粋に世界史を取り上げる部分も多く、勉強になった。2025/02/14

アノニマス

10
プロテスタントと違いカトリックは利益を得ることを蔑視されていたらしい。熱心な信者はどうやって生活を成り立たせていたのだろうか。マリー・アントワネットは薬を溶かしたチョコを固めて食べていたらしい。彼女が「パリパリして美味しい」と評したコイン形のチョコは日本でも通販できるみたいなのでいつか買えるといいな。世界史については遥か昔に受けた授業と漫画等で知った断片的な知識しかないのでこういう本をもっと読んでいきたい。2024/08/03

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/21767675
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品