出版社内容情報
クリスマスが近づいて、みんながうきうきしてくるころ、三太くんはうんざり。なぜって、三太くんは「黒須三太(くろす・さんた)」という名前だから。そして、今年は1年生の間に「三太くんにお願いの手紙を書けば、クリスマスにはほしいものがもらえる」なんていううわさがたっているらしいのです。ほら、学校のくつ箱に手紙が入っています。
そんなある日、三太くんがコンビニをやっている友だちの家でふしぎなものを見つけました。「to Santa Claus……サンタクロース宛て」と書いてある、まるでポストのような赤い箱。三太くんたちは1年生からもらった手紙をそこにしまっておくことにしました。
三太くんが家に帰ると、自転車置き場に見たこともない大きな動物が。それはなんとトナカイ。三太くんに向かって、「今年のクリスマスに、サンタさまといっしょに空を飛ぶことになりました。サンタさまはあなたです。あなたがクリスマス本部から今年のサンタクロースに指名されたのです」といいます。トナカイのルドルフの話では、「ここ100年ばかり、ほんもののサンタクロースは行方不明で、いまは世界で100万人のサンタクロースが指名され、100万頭のクリスマストナカイが派遣されている」。
サンタクロースになるなんて、そんなの無理! と、三太くん。でも毎日、三太くんの靴箱には1年生から手紙が届きます。
本物のサンタクロースが行方不明になった理由って? いなくなったほんもののサンタクロースの正体とは?
登場人物たちと「ちょっとおかしなサンタクロース気分」を味わうことのできる、笑いがあふれ、心がほろっとするお話です。
すべての漢字にふりがなつきで読みやすく、子どもたちの冬の読書が楽しくなります。クリスマスプレゼントにもぴったりです。
内容説明
ほんもののサンタクロースはここ100年ばかり行方不明で、今年の100万人めのサンタクロースに指名されてしまった三太くん。トナカイのルドルフに乗って空を飛び、子どもたちにプレゼントをとどけることに!
著者等紹介
市川宣子[イチカワノブコ]
1960年、神奈川県に生まれる。おもな読み物の作品に、『ケイゾウさんは四月がきらいです。』(さとうあや・絵/福音館書店、第56回小学館児童出版文化賞受賞)、『きのうの夜、おとうさんがおそく帰った、そのわけは…』(はたこうしろう・絵/ひさかたチャイルド、第48回野間児童文芸賞受賞)、『あまやどり』(陣崎草子・絵/文研出版、第24回ひろすけ童話賞受賞)などがある
高橋和枝[タカハシカズエ]
1971年、神奈川県に生まれる。教育学部の美術科で日本画を学び、文具デザインの仕事を経て児童書の画家、絵本作家として活動している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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☆よいこ
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kira
すもも
まりも