ポプラ新書<br> 乳幼児は世界をどう理解しているのか

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ポプラ新書
乳幼児は世界をどう理解しているのか

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  • サイズ 新書判/ページ数 288p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784591179741
  • NDC分類 376.11
  • Cコード C0211

出版社内容情報

【幼児の言葉は、時に私たち大人を楽しませたり、驚かせたりします。花が咲き始めた桜の木を見て「これで桜(の木)も、さみしくなくなるね」とか、沈み始めた太陽を見て「大変だ! 早く充電しなくちゃ」とか、クスッと笑えるエピソードに心当たりのある方も多いのではないでしょうか。
しかし、幼児は本当に桜の木がさみしいと感じたり、太陽に充電が必要だと考えているのでしょうか。子どもは身の回りの出来事をどのように理解しているのか、それは大人の理解とどう異なるのか、そして子どもはどのようにして知識を獲得していくのか―】(「はじめに」より抜粋/※予定)

ヒトの能力とこころの発達の謎を紐解く。認知発達心理学者が世界の研究データから、人間の記憶、学習、言語、コミュニケーション、自己認識の「起源と進化」に迫る。

1章 乳児のコミュニケーション
2章 記憶と学習
3章 生物についての理解
4章 心の理解―心の理論とは
5章 物の世界をどう理解しているか
6章 自己の発達―自分自身をどう理解するか

●生理的早産―ヒトはなぜ未熟な状態で生まれるのか
●養育者を引きつける―「守ってあげたい」と思わせる
●二項関係から三項関係へ―「奇跡の9ヶ月」と呼ばれるわけ
●「子どもは騙されやすく、信じやすい」は本当か
●幼児期健忘―人の最も古い思い出
●ソースモニタリング―子どもは情報源を間違えやすい
●幼児のアニミズム―無生物なのに「生きている」と考える
●「起こりうること」と「起こりえないこと」を区別できるのはいつ頃か
……など(目次より抜粋/※予定)

*プロフィール
外山紀子 とやま・のりこ
東京工業大学総合理工学研究科博士課程修了。現在、早稲田大学教授。博士(学術)。主な研究分野は、認知発達。著書に『発達としての共食―社会的な食のはじまり』(新曜社)、『やさしい発達と学習』(共著、有斐閣)、『生命を理解する心の発達』(ちとせプレス)などがある。

中島伸子 なかしま・のぶこ
お茶の水女子大学大学院人間文化研究科博士課程修了。現在、新潟大学教授。博士(人文科学)。主な研究分野は、認知発達。著書、訳書に『知識獲得の過程:科学的概念の獲得と教育』(風間書房)、『子どもの認知発達』(共訳、新曜社)などがある。

内容説明

人間の認知能力ほど謎に満ちていて解明したくなるものはない―「子どもは身の回りの出来事をどのように理解しているのか、それは大人の理解とどう異なるのか、そして子どもはどのようにして知識を獲得していくのか―」。ヒトに欠かせない能力の「成長と進化」を世界の研究データをもとに解説。「知性とこころの発達」の本質を解き明かす1冊。

目次

第1章 乳児のコミュニケーション
第2章 記憶と学習
第3章 生物についての理解
第4章 心の理解―心の理論とは
第5章 物の世界をどう理解しているか
第6章 自己の発達―自分自身をどう理解するか

著者等紹介

外山紀子[トヤマノリコ]
東京工業大学総合理工学研究科博士課程修了。現在、早稲田大学教授。博士(学術)。主な研究分野は、認知発達

中島伸子[ナカシマノブコ]
お茶の水女子大学大学院人間文化研究科博士課程修了。現在、新潟大学教授。博士(人文科学)。主な研究分野は、認知発達(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

活字の旅遊人

32
帯にある「赤ちゃんはボーッと生きていない!」。当たり前だが、つい忘れる。チコちゃんじゃないが、ボーッと生きているのはむしろ大人である。懸命に獲得した認知能力を活かせずに暮らしてしまっている自分たちこそ猛省すべきだな。無理な要求であることは分かっているが、生来身につくように仕組まれていたり、生まれる前から備わっている能力と、教育(普通の子育て込み)で習得したものの区別をしていないのが本書の弱さ。紹介されている実験はその辺りも配慮しているように書かれているが、本文にはミスリードがちらほらあったように思う。2024/01/25

たの

5
「もっと子どもにゆだねる部分があってもよいのかもしれない、子どもの面白さや不思議さを味わいながら、必要なときにそっとあと押しするスタンスでもよいのではないか。」おわりに、のこの一文にこの本の全てが集約されているのではないでしょうか。知ることで、余裕を持って子どもと関われるようになるといいなあと思いつつ読み切りました。心の理論についての実験や能力を細分化して分析する解説が面白かったです。2024/01/22

つくし

3
心理学の本でした。様々な実験とその結果から乳幼児の「理解」について。研究結果報告なので、個性とか生活事例とかではなく、「乳幼児」は大きな主語としての主題。2024/08/20

ゆうやけPC

3
乳幼児が何を考えてるか調べるのも大変そうだなぁと思いながら読んだ2024/03/21

ソーシャ

3
これまでの研究成果を踏まえた乳幼児心理学の入門書を新書向けにリライトした一冊。様々な実験や論争を紹介しながら、乳幼児はどのような力を持っていて、自分や世界をどのように見ているかをレベルを落とさずに紹介しています。ピアジェなどの古典的な議論から研究がどのように進んだのかを知りたい人におすすめの一冊です。2024/01/08

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