出版社内容情報
日本の気候は、四季の変化があり、国土の北と南、太平洋側と日本海側で異なります。また、日本の地形は山がちで平野が少ないという特徴があります。
「現地取材! 日本の国土と人々のくらし」は、このような異なる日本の自然条件のなかで、人々がどのように適応してくらしているのかを解説した、小学校の社会科の教科書にも対応している学習資料のシリーズです。
第8巻は、長崎県対馬市を例として日本の国境地帯に住む人々のくらしを解説しています。海外文化の玄関口として発展した対馬の歴史と観光業、海外から漂着してくるごみの問題、国境地帯の安全、気候や地形をいかした漁業・農業などを、現地での取材をもとに充実な地図や図版、データ資料とあわせて紹介しています。
目次
1 対馬の気候と地形(日本の国境はどこにある?;対馬市はどんなところ?;対馬の気候の特徴は?)
2 対馬の生きもの(国境の島にすむ生きものの特徴は?)
3 対馬市のくらし(対馬の家のくふうとは?;インタビュー 家老の屋敷の石塀を使いつづける 渡邊菓子鋪4代目 渡邊圭二さん ほか)
4 対馬市の産業(対馬の環境をいかした農業とは?;「あか牛」ってどんな牛? ほか)
5 対馬の歴史(いつから朝鮮半島と交流があった?;国防の最前線になった鎌倉時代;朝鮮との交流が復活した江戸時代;要塞になった明治時代)
著者等紹介
長谷川直子[ハセガワナオコ]
お茶の水女子大学文教育学部人文科学科地理学コース准教授。研究のかたわら、地理学のおもしろさを伝えるべく活動中
山本健太[ヤマモトケンタ]
國學院大學経済学部経済学科教授。地域の伝統や文化と、経済や産業の関係について研究をしている
宇根寛[ウネヒロシ]
明治大学、早稲田大学、日本大学、青山学院大学、お茶の水女子大学非常勤講師。国土地理院地理地殻活動研究センター長などをつとめたのち、現職。専門は地形(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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- 洋書
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