出版社内容情報
日本の気候は、四季の変化があり、国土の北と南、太平洋側と日本海側で異なります。また、日本の地形は山がちで平野が少ないという特徴があります。
「現地取材! 日本の国土と人々のくらし」は、このような異なる日本の自然条件のなかで、人々がどのように適応してくらしているのかを解説した、小学校の社会科の教科書にも対応している学習資料のシリーズです。
第5巻では、群馬県嬬恋村と長野県野辺山原を例として、日本の高地に住む人々のくらしを解説しています。気候や地形をいかしかた高原野菜の栽培とその歴史、すずしい夏の気候をいかした避暑地をはじめとした観光業などを、現地での取材をもとに充実な地図や図版、データ資料とあわせて紹介しています。
目次
1 高い土地の気候と地形(高い土地はどこにある?;高い土地の気候の特徴は?;高原とほかの場所をくらべてみよう)
2 高い土地の生きもの(嬬恋村の高原にはどんな生きものがいる?)
3 高い土地のくらし(養蚕をおこなったむかしの家;嬬恋村の寒さのなかで快適にすごせる家とは? ほか)
4 高い土地の産業(高原野菜はどんな野菜?;嬬恋村のキャベツはどう育つ? ほか)
5 高い土地の歴史(嬬恋村の高原野菜はどのようにはじまった?;日本一の産地への道のり;野辺山原 高原野菜と酪農の里へのあゆみ)
著者等紹介
長谷川直子[ハセガワナオコ]
お茶の水女子大学文教育学部人文科学科地理学コース准教授。研究のかたわら、地理学のおもしろさを伝えるべく活動中
山本健太[ヤマモトケンタ]
國學院大學経済学部経済学科教授。地域の伝統や文化と、経済や産業の関係について研究をしている
宇根寛[ウネヒロシ]
明治大学、早稲田大学、日本大学、青山学院大学、お茶の水女子大学非常勤講師。国土地理院地理地殻活動研究センター長などをつとめたのち、現職。専門は地形(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。