出版社内容情報
日本の気候は、四季の変化があり、国土の北と南、太平洋側と日本海側で異なります。また、日本の地形は山がちで平野が少ないという特徴があります。
「現地取材! 日本の国土と人々のくらし」は、このような異なる日本の自然条件のなかで人々がどのように適応してくらしているのかを解説した、小学校の社会科の教科書にも対応している学習資料のシリーズです。
第1巻では、沖縄県を例として、日本の暖かい土地に住む人々のくらしを解説しています。台風への人々の備え、気候や地形をいかした漁業・農業・観光業のようす、琉球王朝から伝わる人々のくらし、戦地となった太平洋戦争とアメリカ占領時代などを、現地での取材をもとに充実な地図や図版、データ資料とあわせて紹介しています。
目次
1 沖縄県の気候と地形(沖縄県はどこにある?;沖縄県那覇市とほかの都市をくらべてみよう;サンゴ礁が大地をつくった)
2 沖縄県の生きもの(サンゴは海のなかに森をつくる;世界自然遺産の島はどこ?)
3 沖縄県のくらし(あたたかい土地の家のくふうとは?;インタビュー 日ざしと風対策がだいじ アトリエ・ノア一級建築士 普久原朝充さん;台風と向き合う沖縄県の人々;沖縄県には電車がないの?;琉球料理の特徴とは?;エイサーをおどる理由)
4 沖縄県の産業(沖縄県が生産量日本一の作物は?;あたたかい土地で育つくだものは? ほか)
5 沖縄県の歴史(王国だった沖縄県;琉球王国はどんな国だったの?;戦場になった沖縄県;アメリカだった沖縄県;復帰して何が変わったのか)
著者等紹介
長谷川直子[ハセガワナオコ]
お茶の水女子大学文教育学部人文科学科地理学コース准教授。研究のかたわら、地理学のおもしろさを伝えるべく活動中
山本健太[ヤマモトケンタ]
國學院大學経済学部経済学科教授。地域の伝統や文化と、経済や産業の関係について研究をしている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。