出版社内容情報
イクハルは、勉強ができないわけでも、いじめられているわけでもないけれど、時々学校に行きたくなくなる。この日も学校をやすんであてどなく歩いてたどり着いた「アルデナイデ沼」。そこで被災地から祖母のところに身を寄せる女の子シュリにであい……。
イクハルが学校に行きたくなくなる理由は?
シュリが不登校になった理由は?
シュリが抱える悲しみとは?
イジメの加害者ヤラガセが抱える闇とは?
学校では学べない事、学校では出会えない人たち。
学校がすべてではない、学校の外に世界は広がっている。
一人ひとりの子どもたちが未来―あした―を生きる力を取り戻していく姿を描く。
著者のおひとり、梅田佳子先生は2020年12月に永眠されました。1997年に刊行した、夫である梅田俊作先生との共作『しらんぷり』は累計20万部のロングセラー。それ以来、全国各地で講演やワークショップを精力的に行い、「いじめ」に悩む親子との対話を続けてこられました。本作はそうした「いじめ」に端を発した子どもたちの葛藤と勇気を描き続けた著者夫婦の最後の共作となります。
内容説明
いじめられているわけでも、勉強がきらいなわけでもないけれど、イクハルはときどき学校を休む。この日もまた、学校を休んだ。家にいるのもおちつかず、だれにも会わないようにわき道、うら通りを進んでたどり着いたのは、町はずれの「アルデナイデ沼」。そこで出会ったのは、転校生で不登校のシュリ。アルデナイデ沼で過ごすなかでイクハルは心を解き放っていく。イクハルが学校に行きたくなくなる理由は?シュリが不登校になった理由は?シュリが抱える悲しみとは?イジメの加害者ヤラガセがかかえる闇とは?学校では学べないこと、出会えない人。イクハルが見つける「あした」とは?
著者等紹介
梅田俊作[ウメダシュンサク]
画家・絵本作家。1942年、京丹後市生まれ
梅田佳子[ウメダヨシコ]
1947年、福島県生まれ。1980年頃より、夫と創作絵本を共作。2020年12月永眠。なお、共作のいじめをテーマにした長編絵本『しらんぷり』(ポプラ社)は第3回日本絵本賞大賞を、『14歳とタウタウさん』(ポプラ社)は第4回日本絵本賞選考委員特別賞を受賞し、多くの読者の共感をよんでいる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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