もう二度と食べることのない果実の味を

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もう二度と食べることのない果実の味を

  • 雛倉 さりえ【著】
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  • 小学館(2019/04発売)
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  • サイズ 46判/ページ数 189p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784093865395
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

15歳、一生忘れられない人に出会った

『ふたりを誰よりも深くむすびあわせ、同時に破滅をもたらしたもの。
それが、セックスだった。』

17歳で「女による女のためのR-18文学賞で鮮烈なデビューを飾った雛倉さりえ。あれから6年たった今、満を持して刊行する衝撃作。

高校受験のために勉強に励む冴は、学年で2位を誇り、クラスの中で近寄りがたいと浮いた存在。ある日、クラスの女子に掃除当番を押しつけられた冴は、学年トップの土屋くんと教室で二人きりに。受験のストレス、クラスで浮いた存在、姉へのコンプレックス、様々な鬱屈が絡み合い、好きでもない、ただそこにいただけの土屋くんにキスをしてしまう。二人は、その後、学校や家の人に隠れて逢瀬を重ね、危険な遊びへ身を投じていく。二人に切なすぎる結末が待ち受ける。

刊行前から話題騒然。3月よりデジタル少女漫画誌「&フラワー」でコミカライズ連載開始。4月よりCanCam.jpでも大型試し読みを予定。装幀写真は今、話題沸騰の写真家、岩倉しおり氏。





【編集担当からのおすすめ情報】
これほどまでにみずみずしく、リアルに思春期の思いを綴れる作家がいただろうか。雛倉さんの描く、冴と土屋くんが放つ15歳の繊細さと剛胆さ、不器用さが胸に迫る。恋だったのかどうかわからなかったけど心をざわつかせてくれた人に、もう一度、会いたくなる物語。

内容説明

受験、アンバランスな心と体、性への限りない渇望、誰かに承認してもらいたいという欲求。思春期のとまどいと無鉄砲な強さを、みずみずしい筆致で紡ぎだす。『R‐18文学賞』で鮮烈なデビューを飾った雛倉さりえが、痛くて切ない不器用な15歳の「熱」を描く。

著者等紹介

雛倉さりえ[ヒナクラサリエ]
1995年滋賀県生まれ。近畿大学文芸学部卒。早稲田大学大学院文学研究科卒。第11回「女による女のためのR‐18文学賞」に16歳の時に応募した「ジェリー・フィッシュ」でデビュー。のちに映画化(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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いつでも母さん

187
『次の瞬間、彼はわたしの目の前を、通り過ぎていた。』あれから何年経ったのだろう。随分長く生きちゃった私の記憶の底にある彼もきっと、気づくことなく通り過ぎるのだろうなぁ・・逆に私は気づくか?ここの15歳の2人の気持ちが手に取るように分かる。そんな思いの頃もあったような・・(汗)けれど人の親として女として「もっと自分の体を大事になさい。」とだけ言っておきたい。『道はもう二度とまじわらない。』いいんだよ、それで。R-18文学賞!そそられるタイトルそのものだった。2019/05/15

あも

102
姉にコンプレックスを持つ真面目なイイ子ちゃんが高校受験に行き詰まり、好きでもない男子とのセックスに溺れる話。と書くと身も蓋もなく、実際に大したことないな…と思いつつ読み進めていたが、気付かぬうちに心をくすぐられていたようで、最後の最後のシーンを読んでいる時、唐突に胸に甘い痺れを感じて驚いた。もうその姿を見ることは叶わない、触れることができない。けれど自分の奥底にも眠る思春期特有のやわらかで不安定だったかたち。大人の目線で語る事の許されない何か。泥で覆い隠されようとも、透明なままのそれに指先が微かに触れる。2019/06/11

モルク

86
受験をひかえる中3の冴が主人公。今は東京に住む美人で秀才の姉にコンプレックスと妬みをもち、真面目で融通がきかない故にクラスで浮き、煙たがられている。性への渇望から同じクラスで友人のいない秀才土屋君とsexをし、行き場のない気持ちを抑えようとする。まわりの子達、特にヒエラルキーのトップグループなんて関係ないと思う反面折り合いをつけたいと空回りする気持ちもよくわかる。悪口は自分のことかと疑いヒリヒリする気持ちが遠いかの日を思い出す。かといってsexを捌け口にしちゃあいかんよ、老婆心ながら…。2019/12/05

sayuri

75
雛倉さりえさん、初読み。「女による女のためのR-18文学賞」を機にデビューされた1995年生まれの作家さん。本作の主人公は高校受験を控えた15歳の冴。成績こそ学年2位でありながら、心の中には姉や友人へのコンプレックス、両親への承認欲求を隠している。受験勉強だけの満たされない毎日の、救いであり逃げ道となったのは好きでもない男子との性行為だった。共感は出来ないけれど、思春期に感じる鬱屈とした思いや、15歳と言う年齢ならではの性への好奇心、頭で考えるより先に行動を起こしてしまう勢いを文中から熱く激しく感じた。 2019/05/26

うどん

60
一気に読みました。えぇぇぇー!!という感想です…2020/08/29

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