出版社内容情報
自分より家族の世話を優先し我慢してしまう。そんなヤングケアラーの子どもたちに知ってほしいのは、きみには価値があり、1人ではないということ。2巻では、自分を大切にする理由や、セルフケアの方法について、解説します。自分を大切にする心構えやスキルは、すべての子どもたちに知ってほしい内容です。また、ヤングケアラーでない子どもが、友達から相談を場合の対応についても紹介。巻末には相談窓口一覧つき。
【目次】
「遊びたい!」のはわがままかな?/自分のやりたいことを優先するのはわがまま?/1みんなに知ってほしいこと きみには価値がある/いろいろな気持ちがあって当たり前/きみはひとりではない/自分のことをいちばん大切にしていい/家族の心の病気はきみのせいではない/家族はきみがきらいなわけではない/家のことをだれかに話してもいい/2自分のケアのしよう/自分の心や体を守る力をつけるために/心と体をリラックスさせよう/自分の気持ちを知ろう/自分の好きなところを見つけよう/好きなものを見つけて居場所を作ろう/家族の世話のことをだれかに話した?/同じ境遇の人と話をした時どう思った?/考えてみよう 友だちから家族の世話の話をされたら?/ヤングケアラーに関する相談窓口/さくいん
目次
マンガ 「遊びたい!」のはわがままかな?
考えてみよう 自分のやりたいことを優先するのはわがまま?
1 みんなに知ってほしいこと(きみには価値がある;いろいろな気持ちがあって当たり前;きみはひとりではない;自分のことをいちばん大切にしていい ほか)
2 自分のケアをしよう(自分の心や体を守る力をつけるために;心と体をリラックスさせよう;自分の気持ちを知ろう;自分の好きなところを見つけよう ほか)
考えてみよう 友だちから家族の世話の話をされたら…
巻末 ヤングケアラーに関する相談窓口
著者等紹介
濱島淑恵[ハマシマヨシエ]
大阪歯科大学医療保健学部教授。1993年日本女子大学人間社会福祉学科卒業。1999年同大大学院人間社会研究科博士課程後期満期退学。2017年金沢大学で博士号を取得。専門は、高齢社会における介護、家族、ワークライフバランスなど。2016年日本で初めて子どもを対象としたヤングケアラーの質問紙調査を実施。2020年に有志とともにヤングケアラーたちの集い「ふうせんの会」を立ち上げる。2021年度の神戸市こども・若者ケアラー支援アドバイザー、大阪市ヤングケアラーPTメンバーを務める
黒光さおり[クロミツサオリ]
社会福祉士。公認心理師。元ヤングケアラー。生活保護ケースワーカーを経て、現在は尼崎市の小中学校および兵庫県立青雲高校でスクールソーシャルワーカー、兵庫県立湊川高校キャンパスカウンセラーとして勤務。小中学生・高校生のヤングケアラーを含む児童生徒への支援に従事している。尼崎ティーンズ応援ネットワークを立ち上げ、尼崎市内でヤングケアラー当事者会を主催。ヤングケアラー支援のあり方について、現場や当事者の思いを伝えるため、各地で講演活動を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。