出版社内容情報
きみのことを話してごらん。――思いやりの気持ちが心に響くゆかいな「友だちづくり」のお話。
絵本ファンの間で話題!! いま世界が注目する韓国絵本
【ボローニャ国際児童図書展 2021年ボローニャ・ラガッツィ賞受賞作】
イ・ジウンの作品は、個性豊かなキャラクターたちがシンプルな筆致で、素晴らしく細部まで描きこまれている。楽しさと笑いの中にも、私たちがどのように他者を迎え入れ、受け入れていくか考えるきっかけを与えてくれる物語だ。
―――審査員評
小さなマシュマロンたちがのんびり暮らす村に、ある日、意味不明の「パライパンマンマ」という言葉が聞こえてきた。その声の主は、大きくて黒いモジャモジャ。マシュマロンは、自分たちがモジャモジャに食べられてしまうのではないかと恐れ、戦うことを決意した。しかし、ひとりの小さなマシュマロンが疑問を投げかける。「ほんとに モジャモジャは ぼくらを たべるつもりなんでしょうか?」モジャモジャに近づき、話をよく聞いてみると……。
マシュマロンの相手を思いやる気持ちに、こどもから大人まで心が温かくなる「友だちづくり」のお話。かわいいキャラクターと、言葉のリズムの楽しさ、漫画のようなコマ割りによる親しみやすい作風も魅力的な1冊です。
内容説明
ここはちいさなマシュマロンたちがのんびりくらすマシュマロン村。あるひやまのむこうから「パライパンマンマ」というなぞのことばがきこえてきた。そのこえのしょうたいは…。絵本ファンの間で話題!!いま世界が注目する韓国絵本。2021年ボローニャ・ラガッツィ賞受賞。
著者等紹介
イジウン[イジウン]
絵本作家。韓国とイギリスにおいてデザイン、絵画を学ぶ。本作『パライパンマンマ』は、イタリアで行われる世界最大の児童書見本市ボローニャ・ブックフェアで2021年、「ボローニャ・ラガッツィ賞」を受賞した
申明浩[シンミョンホウ]
1986年来日。武蔵野美術大学大学院視覚伝達デザイン修士課程修了。東京大学大学院総合文化研究科表象文化論博士課程満期退学。現在は、武蔵野美術大学、相模女子大学で教鞭をとる他、多数の論文を発表。1994年、韓国初の絵本理論書『絵本の世界』を出版。韓国初の絵本歴史展(大韓民国国立中央図書館)や、韓国初のボローニャ国際絵本原画展を企画・開催。絵本評論や講演活動を行っている
広松由希子[ヒロマツユキコ]
編集者、文庫主宰、ちひろ美術館学芸部長などを経て、現在フリーで絵本の文、評論、翻訳、展示企画などを手がける。ボローニャ国際絵本原画展、ブラチスラバ世界絵本原画展(BIB)など国際絵本コンペの審査員を歴任。立教大学、武蔵野大学、横浜美術大学兼任講師。JBBY副会長。絵本翻訳に『はしれ、トト!』(チョ・ウンヨン作/文化出版局、日本絵本賞翻訳絵本賞)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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