ポプラせかいの絵本 きみだけの夜のともだち

ラタナヴァン，セング・ソウン【作・絵】〈Ｒａｔａｎａｖａｎｈ，Ｓｅｎｇ Ｓｏｕｎ〉/西 加奈子【訳】

ポプラ社（2022/12発売）

• サイズ B4判／ページ数 36p／高さ 33cm
• 商品コード 9784591175415
• NDC分類 E
• Cコード C8797

出版社内容情報

真っ暗になった夜。男の子は急に不安に駆られます。物陰に人が潜んでいるのではないか、何か物音かしたかも……そんな不安に押しつぶされそうになった時、小さなネズミが現れて男の子に声をかけます。男の子と小さなネズミは、家の中のあらゆる部屋を訪れて、その先で悩みを抱えた登場人物たちと出会い、彼らと一緒になってその悩みについて乗り越えていくことに。

内容説明

ガスパールはいつもベッドに潜り込むと、眠くなるのをじっと待ちます。影の中には誰かが隠れているようで、物音だって今にもしそう。夜は彼をちょっとだけ怖がりにさせるのです。そんな不安なガスパールの前に、小さなネズミが現れます。そしてふたりは、ともだちを探しに夜の冒険へと出かけるのです。

著者等紹介

ラタナヴァン，セング・ソウン［ラタナヴァン，セングソウン］ ［Ｒａｔａｎａｖａｎｈ，Ｓｅｎｇ　Ｓｏｕｎ］
１９７４年生まれ。パリ国立高等美術学校卒業後、フランス国内外で定期的に作品を発表している。２０１６年に自身初の児童書『Ａｔｔｅｎｄｓ　Ｍｉｙｕｋｉ』を出版。『きみだけの夜のともだち』の原書『Ｇａｓｐａｒｄ　ｄａｎｓ　ｌａ　ｎｕｉｔ』は２０２１年ランデルノー賞作品

西加奈子［ニシカナコ］
１９７７（昭和５２）年、イランのテヘラン生れ。エジプトのカイロ、大阪で育つ。２００４（平成１６）年に『あおい』でデビュー。２００７年に『通天閣』で織田作之助賞、２０１３年に『ふくわらい』で河合隼雄賞受賞。２０１５年に『サラバ！』で直木三十五賞受賞（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー

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[starbro]

西 加奈子訳の素敵な絵本を見つけたので、読みました。西 加奈子は、新作をコンスタントに読んでいる作家です。 ドリーム・ファンタジー、直ぐに眠らない幼児に読んであげると好いかも知れません🐭🐷🐼🐧🐈 https://www.poplar.co.jp/book/search/result/archive/2730069.html

2022/12/13

[oldman獺祭魚翁]

闇が怖いのは誰もが同じ、素敵な家に住んでいるガスパールもそれは同じ……ネズミ、モグラ、ウサギ、ペンギン、パンダ……今宵は皆揃ってミッドナイトパーティー。楽しい楽しい夜のともだち。

2023/08/28

[Hideto-S@仮想書店 月舟書房]

子どものころ、夜が怖かった。昼間とは思考のスイッチが切り替わって、悪い想像が止められなくなってしまう……。そんな記憶の底にしまわれていた子ども時代を自然に思い出した。かつての自分の部屋の様子までくっきりと。これも絵本が持つ力の一端なのだと思う。怖かったはずの夜がくるのが待ち遠しくなるファンタジックで素敵なお話。翻訳は西加奈子さん。初版発行2022年12月。

2023/02/05

[ちえ]

原題「夜のガスパール」ラヴェルの曲をYouTubeで聴きながら。夜が怖い男の子のところに現れる夜のともだち。細かいところまで描かれた絵が魅力的。色使いも素敵で、何回見ても新しい発見がありそう✨

2023/02/04

[ヒラ[e-mail]]

夜がちょっと怖くて、不安だった寂しがりやのガスパールを、ねずみさんが素敵な世界に誘ってくれました。 ページを開くたびに新しいお友だちや、素敵なことが待っていて、とても楽しい気持ちにさせてくれる絵本です。

2023/09/09