月の立つ林で

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  • サイズ 46判/ページ数 263p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784591175354
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

似ているようでまったく違う、
新しい一日を懸命に生きるあなたへ。

最後に仕掛けられた驚きの事実と
読後に気づく見えない繋がりが胸を打つ、
『木曜日にはココアを』『お探し物は図書室まで』
『赤と青とエスキース』の青山美智子、最高傑作。

長年勤めた病院を辞めた元看護師、売れないながらも夢を諦めきれない芸人、娘や妻との関係の変化に寂しさを抱える二輪自動車整備士、親から離れて早く自立したいと願う女子高生、仕事が順調になるにつれ家族とのバランスに悩むアクセサリー作家。

つまずいてばかりの日常の中、それぞれが耳にしたのはタケトリ・オキナという男性のポッドキャスト『ツキない話』だった。
月に関する語りに心を寄せながら、彼ら自身も彼らの思いも満ち欠けを繰り返し、新しくてかけがえのない毎日を紡いでいく――。

内容説明

長年勤めた病院を辞めた元看護師、売れないながらも夢を諦めきれない芸人、娘や妻との関係の変化に寂しさを抱える二輪自動車整備士、親から離れて早く自立したいと願う女子高生、仕事が順調になるにつれ家族とのバランスに悩むアクセサリー作家。つまずいてばかりの日常の中、それぞれが耳にしたのはタケトリ・オキナという男性のポッドキャスト『ツキない話』だった。月に関する語りに心を寄せながら、彼ら自身も彼らの思いも満ち欠けを繰り返し、新しくてかけがえのない毎日を紡いでいく―。最後に仕掛けられた驚きの事実と読後に気づく見えない繋がりが胸を打つ心震える傑作小説。本屋大賞2年連続第2位。

著者等紹介

青山美智子[アオヤマミチコ]
1970年生まれ、愛知県出身。大学卒業後、シドニーの日系新聞社で記者として勤務。2年間のオーストラリア生活ののち帰国、上京。出版社で雑誌編集者を経て執筆活動に入る。デビュー作『木曜日にはココアを』が第1回宮崎本大賞を受賞。『猫のお告げは樹の下で』が第13回天竜文学賞受賞。『お探し物は図書室まで』『赤と青とエスキース』で本屋大賞第2位に選ばれる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヴェネツィア

1208
5つの連作短篇からなる作品。それらは相互に密接に関連している。どうしてこれほどに世間が狭いのか。いくら何でも密接に過ぎるだろう。それは作家によって恣意的に構成されているからに他ならない。青山美智子は初読なので、この作品だけで語ることはできないかもしれないが、どうやらこの人の小説には、物語が本来持っているはずのモノ(それはモノノケのモノである)が欠落しているのである。つまり、作家の頭の中で組み合わされた素材が巧みに配列され、小説の結構をとっているということだ。エンターテインメント小説だから⇒2023/10/26

ろくせい@やまもとかねよし

1140
非常な驚きと涙で読了。私の後悔と希望と祈りがそこにあったから。最終盤、出て行った母親が父子に接する場面。息子が抱く積年の不安と後悔と祈りが発露され物語は終わる。人間関係は異なるが、この描写が心情と重なった。青山さんは、一貫して、無自覚に自発する利他の大切さを訴える。他人から蔑まれている、理解されない、嫌われていると感じても、共有できない価値観を感じたとしても。それは距離が近いからこそ、その相手の利他的思い遣りを見失っているだけだからと。時間や経験の量ではなく、利己的に利他を施したいと思い合える相手は尊い。2023/03/28

starbro

1048
青山 美智子、3作目です。本書は、著者版竹取物語、タイトルも中身も秀逸、ルナティック家族連作短編集の感涙作でした。タケトリ・オキナのポッドキャスト『ツキない話』を聴いてみたい♪帯の最高傑作の文字は信用していませんが、本書は著者の最高傑作で良いと思います。昨年読んでいたら2022年のBEST5入りでした。著者は2年連続本屋大賞2位ですが、本作で初の本屋大賞を狙えるかも知れません。 https://www.poplar.co.jp/book/search/result/archive/8008405.html2023/01/10

さてさて

1045
『私は今まで「できなかった」のではなくて、「しなかった」だけなのだ』。さまざまな境遇にある五人の主人公達がそれぞれの人生の中に抱く悩み苦しみが描かれていくこの作品。そこには『ポッドキャスト』の語りに人生を前に進めるための気付きの瞬間を見る物語が描かれていました。『月』にまつわるあんな話こんな話に興味を掻き立てられるこの作品。そんな話から気付きの瞬間を絶妙に展開させていく青山さんの上手さに魅せられるこの作品。『月』という独特な雰囲気感を醸し出す存在が、青山さんの作り出す物語世界に絶妙にマッチする作品でした。2023/09/30

ちくわ

1030
輝く太陽のように眩しく強い光線ではなく、暗い夜に優しく地上を照らす雰囲気が何だかスーっと心に沁み入る。共感を憶え、一筋の涙を流された方も多いのでは? 不肖ながら心の薄汚れた自分ですら2回ほど泣いた。 また、上げて落としてまた上げる共通したプロットが、予定調和でありつつも心地よいリズム(≒周期)を生んでるのかな?と。 通読中ふと感じた…『ツキない話』が共通鍵である事、登場人物達が繋がっている事…それを彼らは知らない。知るのは俯瞰で読む自分だけである。嗚呼、何だか自分が月であるかのような気持ちにさせられた…。2024/10/10

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