出版社内容情報
峰守 ひろかず[ミネモリヒロカズ]
著・文・その他
内容説明
古都・金沢の暗がり坂にある古道具屋・蔵借堂は、妖怪たちの古道具―古“妖”具を取り扱う不思議なお店。高校生の葛城汀一は人間ながらそこでアルバイトしており、唐傘お化けの時雨とともに日々妖怪がらみの事件に巻き込まれていた。南国から来た双子の妖怪・ニライとカナイに出会ったり、呪具にまつわる相談を受けたり…。そして遂に、蔵借堂のルーツが明らかに!?しかし同時に大きな危機が迫ることに―。ほっこり温かく、ちょっぴり切ない妖怪の日常系事件簿、感動のクライマックス!
著者等紹介
峰守ひろかず[ミネモリヒロカズ]
第14回電撃小説大賞“大賞”受賞作『ほうかご百物語』で2008年にデビュー。妖怪を扱った作品を多く手掛ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
はつばあば
51
この本が最後の〆となるか・・読者の反応に答えは有るかと。中学生にしか見えない表紙の汀一君、大学受験も考えているようですが、なかなか勉強にまでは手が回らない。沖縄から時雨と兄弟かって思うようなニライ君と双子と称するカナイちゃん、北海道からも要注意の妖具が届くし、時雨が汀一と一緒に自分の古里に行って出会った声だけの妖。そしてトドメは蔵借堂の「御前様」と登場妖の多いこと。時雨と汀一は親友とも言える関係を築けたのは羨ましいの一言。もし私が来世を再生できたなら異種間であれ妖であれ友情を得たいものです(#^^#)2022/09/30
み
19
さくさくと♪シリーズ完結でした。灯一くん、良かったね^ ^2022/09/04
kosmos
16
くらがり堂シリーズ4作目。沖縄から双子の妖怪ニライ・カナイがやってきたり、くらがり堂の秘密に迫ったり。時雨が自分の進む道を決められて良かった。これからもみんな仲良くいてほしい。2022/09/19
Takanori Murai
15
シリーズ第4弾、完結⁉ えっ、汀一と亜香里の恋の行方は?番外編あるよね。さて、今回も若き妖怪が登場。妖怪たちの青春ドラマがこのシリーズの真骨頂。そして、完結編にふさわしくくらがり堂の成り立ちに係わる妖怪が現れる。私の予想では、汀一の生い立ちに関係し、妖気を封じ込めると仲間の妖怪たちとの関わりが絶たれてしまうなんてことが・・・と心配したのですが実際は?金沢市民と観光客の見分け方は傘を持っているかどうか。これは笑わしてもらいましたが、若い子は金沢市民でもあまり傘持たないよ。2022/07/24
みどり
11
あ、これで終わりなんだと思った。 ただ、決して嫌な感じでは無いし、一年たった2人が、自分たちの成長を実感して、足りないものをこれから育んで行く姿勢での、終わりは良い感じ。 希望を持たせて、まだまだ続きが、ありそうな、でもここで一旦区切りとして完結させた感は、後味が良かった。2022/07/06
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