- ホーム
- > 和書
- > 児童
- > ノンフィクション
- > ノンフィクションその他
出版社内容情報
渋谷 敦志[シブヤアツシ]
著・文・その他
内容説明
世界を旅する写真家が子どもたちと出会って考えた。「僕たちはなぜ学校に行くのか」
目次
プロローグ 何のために「学ぶ」のか
第1章 何のために「撮る」のか―南スーダン難民の子どもたち
第2章 「働くこと」と「学ぶこと」―バングラデシュの小さな労働者
第3章 「路上生活」と「人身売買」―カンボジアを生きる少年少女
第4章 「難民」ではない「あなた」―タイとミャンマーのはざまで
第5章 「自由」を求めて―ウガンダのエイズ遺児たち
エピローグ 心の境界線
著者等紹介
渋谷敦志[シブヤアツシ]
1975年大阪府生まれ。写真家。高校生のときに戦場写真家・一ノ瀬泰造の本に出合い、写真家を志す。大学在学中に1年間、ブラジルの法律事務所で働きながら本格的に写真を撮りはじめる。ホームレス問題を取材したルポで、国境なき医師団日本が主催する1999年MSFフォトジャーナリスト賞を受賞。それをきっかけにアフリカ、アジアへの取材を始める。2021年、第4回笹本恒子写真集を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Ayakankoku
12
ページをめくるたびに非常に考えさせられた。 貧困は経済的な問題だけでない、自分の意思で自分の人生を選び取れないこと。貧困の輪の中に入ってしまった人は、自分の力だけでは抜け出せない。 子ども達のことも気になったが、先生たちの働きにも心動かされた。子ども達の可能性を信じて熱心に教える先生の姿を見ながら、また気を引き締めて新学期に教壇にたとうと思う。 心の境界線を持たないように、まずは目の前の子ども達と付き合っていきたい。2023/04/06
奏
5
貧困や紛争、災害と厳しい環境の中で、この本にでてくる子どもたちは、学ぶことを喜び、教える先生も学ぶ子どもたちに未来を託す。何をどう学ぶのか?はどう生きていきたいのかに繋がっていく。たくさんの写真をみるだけでも、心揺さぶられる。2023/03/07
林芳
2
紛争、迫害、災害、貧困などで学校に通うのが難しい世界中の子どもたちを見てきた著者が、いかにして、日本の子どもたちにこの現実を伝えたらいいかと、このような書名にしたのだろう。日本の子どもたちにとって、多くの時間を占めている学校を元にして視点を横にずらしてほしいと。この本だけで子どもたちの意識が劇的に変わるとは思えないけれど、次に飛び出していくステップになるはず。2023/02/01
suiu
2
写真家。何をとるのか、何のために撮るのか、撮ってどうしたいのか、やりたいこと、ひょうげんしたいこと、つたえたいこと、うまく合わさった一冊だと思いました。 小中学生に、教訓くさくなくて、ただ出会って触れて欲しいです。2022/10/19
takao
1
ふむ2025/04/01