出版社内容情報
中谷 一郎[ナカタニイチロウ]
著・文・その他
内容説明
「宇宙から見た地球はなぜ青い?」「人工衛精はなぜ落ちてこない?」などの基礎から、不思議な「宇宙インフレーション理論」まで幅広くビジュアル豊富に解説。
目次
第1章 宇宙は常識では推し量れない
第2章 地球はなぜ青い?
第3章 人工衛星はなぜ落ちない?
第4章 遠くにある身近な衛星
第5章 科学衛星はお金儲けには無縁
第6章 科学衛星を科学する
第7章 火星は遠い
第8章 極微の世界と極大の世界
第9章 宇宙と神
第10章 常識はあやうい
著者等紹介
中谷一郎[ナカタニイチロウ]
宇宙航空研究開発機構(JAXA)名誉教授、および愛知工科大学名誉教授。1972年東京大学大学院博士課程修了(工学博士)。その後、電電公社電気通信研究所にて通信衛星の研究に携わる。1981年より宇宙科学研究所(現JAXA)にて、科学衛星および打ち上げロケットの開発を手掛ける。Mロケット、火星探査機「のぞみ」、小惑星探査機「はやぶさ」搭載のローバの開発などの宇宙科学プロジェクトに従事。この間、東京大学大学院教授、国際宇宙大学評議員などを併任。現在は、宇宙科学、ロボットなどの啓蒙活動に従事している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ペカソ・チャルマンチャイ
4
大変良い本で、お薦めできます。ただ、タイトルはどうだろうか?人工衛星の割合が多いですね。後半は科学的な思考による考察が多くて、私好みです。2022/04/29
merci
2
☆☆☆人工衛星に関する章が充実。JAXAから見る宇宙の話。科学の本。2023/03/01
のん@絵本童話専門
1
新書、ルビなし、中学以降〜2024/04/26
dahatake
1
素晴らしい。最新の宇宙を専門家で無い人が理解するに最高の書籍。学生の時代に出会いたかった。 宇宙を考える中で、人間の感覚の中で捉えようとする限界が、まざまざと理解できる。 基礎知識としての電磁波はもはや必須。 - 自分が『赤』と認識してる色は、他の人も全く同じように認識できているのか? - 可視光線という範囲の意味 が、更に腑に落ちる そして観測のための衛星や探査機の技術の一端に触れられる。宇宙空間の放射線の存在や、位置情報の測定の困難さからジャイロや電磁波での測定などの仕組みが見えてくる。2022/10/22