出版社内容情報
曽野 綾子[ソノアヤコ]
著・文・その他
内容説明
夫の看取り、二匹の猫との暮らし…穏やかに人生を終えるために。人生の達人が教える「人生100年時代」を穏やかに全うする186の心得。
目次
第1章 人生の爽やかな終章(人生の最後を前にすると必要と信じてきた九十パーセントのものが不要になる;一日一日、心の帳尻合わせをする ほか)
第2章 悠々と生きる(精神の姿勢をよくする;自分の眼力を持つことが成功した人生を送る秘訣 ほか)
第3章 「ひとり」を愉しむ(幸福とは自分のささやかな居場所を見つけること;世の中の重大なことはすべて一人でしなければならない ほか)
第4章 心の澱を捨てる(予想できないことの連続を面白がる;人間の出番は、不精確を生み出すおもしろさにある ほか)
第5章 すべては永遠の流れに(自分が地球で占めている場所はあまりにも小さい;神様がいると感じたことが、二度ある ほか)
著者等紹介
曽野綾子[ソノアヤコ]
1931年東京都生まれ。作家。聖心女子大学卒。『遠来の客たち』(筑摩書房)で文壇デビューし、同作は芥川賞候補となる。1979年ローマ教皇庁よりヴァチカン有功十字勲章を受章、2003年に文化功労者。1995年から2005年まで日本財団会長を務めた。1972年にNGO活動「海外邦人宣教者活動援助後援会」を始め、2012年代表を退任。ベストセラー多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
天晴草紙
10
この人の言葉は深く共感できるものもあって感心するのだけれど、最近は過去に発表済みの文章を出版社が切り貼りして再編集した本が多すぎではないだろうか。表紙ではっきり表示していればまだしも読んでいる途中であれ、と気づくことが多い。なぜ著者はこんな商法を許可するのだろうか。読者はがっかりするのに。2021/12/05
kanki
9
90歳。毎日死を覚悟し準備していく。「幸福とは、自分のささやかな居場所を見つけること」2021/11/20
れい
7
【図書館】人に平等に与えられているものは死。ところどころ、死ぬことを前提としたお話が挟み込まれ、更に死ぬことを肯定してさえいる。有限の時間だからこそ尊く、別に偉くならなかても、身の丈にあった安らかさを持てれば今生成功なのかなと。90まで自分は生きれるような気がしないけど、色々やりたいことをやっていけたら仕合わせだな。2021/10/13
てつろう
6
エッセイ、どこかで見たような?書いてある本が多いので使い回しかな?全般にキリスト教徒を意識した書き物が多い2021/12/16
ブロッコリー
4
図書館。 廊下を黙って歩くっていう、 曽野綾子さんの学生時代の話が興味深い。「私たちは沈黙を教えられました。廊下を歩く時は沈黙。… 沈黙を守れば、私たちは強くなる。沈黙に耐えたからこそ、私たちは会話の楽しさを知る。孤独があるからこそ、人との出会いが大切になる。」 廊下を黙って歩くのにも、理由があるのだな。2022/01/04