出版社内容情報
エドガー・アラン・ポー[エドガーアランポー]
著・文・その他
戸川 安宣[トガワヤスノブ]
翻訳
はみ[ハミ]
イラスト
内容説明
街の図書館で、たまたまデュパンと知りあいになった「ぼく」。親しくなるほどに、彼には特別な能力があることに気づく。人の心を読み、どんな謎でも解きあかしてしまうのだ。残酷な密室殺人、香水店の看板娘の失踪、王宮で起きた盗難事件―。その天才ぶりに、警察も嫉妬!?あらゆるミステリー作品に影響をあたえてきた、世界初の推理小説!小学校高学年から。
著者等紹介
ポー,エドガー・アラン[ポー,エドガーアラン]
1809年アメリカ合衆国のボストンに生まれる。両親を早くに失い、アラン家の養子となる。貧しい生活のなかで、雑誌編集などの仕事をしながら詩や小説を執筆。『モルグ街の怪事件』は世界初の推理小説といわれ、後世の作家に大きな影響をあたえた。1849年、死去
戸川安宣[トガワヤスノブ]
1947年長野県に生まれ、東京で育つ。立教大学在学中に立教ミステリ・クラブを創立。卒業後、東京創元社に入社。編集者として多くの新人作家をデビューさせ、日本の本格ミステリの発展につくす。ミステリ専門書店「TRICK+TRAP」を2003年から2007年まで運営(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
雨巫女。
12
《私-図書館》デュパンの存在は知っていたが、読んだことなかった。エドガー・アラン・ポーの存在は、知ってたが、ほとんど読んでなかった。2021/08/02
ヨムヨム
1
イラストにひかれて読みました。原作は昔読んだ事があります。 おおむね原作通りだけどジュニア向けという事で表現は一部削除やマイルドなものへ。 冒頭の人物紹介のレスパネエ夫人の娘にエステルとあったけどこれはマリーロジェの謎のマリーの母の名と同じなので多分間違いだと思う。原作だとカミーユだったので 2024/03/08
yosi
0
ミステリーの始祖と呼ばれるデュパンソン三作品。トリックと呼べるものはなく犯人もオランウータンだったりで、正直肩スカシ感が否めないんだけど、訳者あとがきのとおり「ものの考え方」を実感するにはいい作品だったと思う。特にマリーロジェを新聞記事を理詰めで解釈していくのは現代にも活きる技術だと感じた。ただ、この本を最初に読んだ少年少女はもうミステリを手に取ってくれなくなるんじゃないだろうか。2022/07/17
h_hukuro
0
「小学校高学年から」とありますが、活字が大きく老眼に優しくて助かります。実は「モルグ街の殺人」(この本では「モルグ街の怪事件」)は初めて読んだのですが、あの犯人はズルいなと思います。2021/05/23