出版社内容情報
中村 颯希[ナカムラサツキ]
著・文・その他
内容説明
律子は神社の娘で、感情が昂るとあやかしを呼び寄せる誘鬼の才を持つ。そのため親に疎まれ、一人でご飯を食べ自分を律する日々を送ってきた。が、両親の死を機に身を寄せた越田町は、“もてなし”好きのお節介な町で、律子は人々の過干渉に戸惑ってしまう。あるとき町民が大切にしている神社で百鬼夜行の宴に遭遇し、その中心にいた穂村と名乗る妖しい人外の男に“堕落メシ”で迫られて―?驚きのラストと飯テロ注意!あやかし×グルメ小説。
著者等紹介
中村颯希[ナカムラサツキ]
2016年、『無欲の聖女』(ヒーロー文庫)でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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papako
24
この作者のテンポが好きでいろいろ読んでみました。これはなかなか入れなかったな。あやかし?たちが美味しいものを作る宴に迷い込む主人公。だんだん真相がわかっていき、デレてからは楽しかった。神饌か〜。どんだけ豪華なお供えをしているのやら。両親のほんとはわからないけれど、最後はいい感じに終わって楽しめました。2025/05/08
ひぬ
22
誘鬼の才を持つ故に両親から疎まれ、一人で時間を過ごす律子。両親の死をきっかけに叔母夫婦が住む越田町へと引っ越しますが、そこは「もてなし」という文化が根付いており、彼女は向けられる人の好意に戸惑ってしまいます。それでも上手く馴染めない律子ですが、ある日百鬼夜行の宴に遭遇してしまう所から少しずつ彼女は変わり始めます。深夜に読むべきではない本。その間違いを犯してしまった自分を恨みます。ひたすら飯テロのオンパレードで、登場してくるグルメは全て美味しそうでした。特に餅入りチーズタッカルビ風豚キムチ(もはや何?)…2021/11/02
み
20
さくさくと♪豚キムチが食べたい〜。いい所に移ってきて良かったね、ってのが読後感。2021/07/23
しましまこ
18
作家買い。ダメだ、絶対美味しい高カロリーご飯&スイーツ!チーズ入りソースカツ、豚の生姜焼きたっぷりマヨ、餅入りチーズタッカルビ風豚キムチ、グレイズかけフレンチクルーラー にバニラアイスも添えてるよ。トドメの短編にバターとクリームチーズ入りドーナツ…おもてなし好きの住民&あやかし達と種村さま、私も越田町で食べて食べてライブで手拭い回したい。2021/05/23
うにすけ
5
電子。ぐいぐい来られると引いてしまう私はここには住めないうえにちょいちょい痛い~。でも揚げ物うまそうだ…と、ぐぬぬしながら読了。おもてなし文化がある地域ってどこなんだろう…??地元ではないのは間違いないですわ。2021/11/14