出版社内容情報
隠された問いを発見し、自前のストーリーを構築する思考の力とは何か。数学五輪メダリストを育てる著者が体験に基づいて問題提起する、数学的「考えるヒント」。
内容説明
「考える力」の精髄は、論理性ではなく想像力にある―数多くの数学五輪メダリストを育ててきた著者は、優れた知性に共通して備わる資質を見つめ続けてきた。本書は、算数・数学を中心とした歯ごたえのある問題を解くことを通じて、読者が思考に際して頭の中で起きていることを自覚し、自らの思考力をどうすれば伸ばせるのか手がかりを得ることを目指す。学校教育では学べないトップレベルの思考の奥義をひもとく、数学版「新・考えるヒント」。
目次
第1章 思考とは何か(「考える」についての素朴な観察;人間は情報処理装置ではない ほか)
第2章 数学による探究(まずはモデルを形成しそれへ帰着させる;モデル思考の本質 ほか)
第3章 現実への適用(日常世界ですら「知る」ことは困難;メディアの問題 ほか)
第4章 時代が求める思考力(論理と想像力;イメージ・シンボルを整理する一手段としての論理 ほか)
著者等紹介
栗田哲也[クリタテツヤ]
1961年東京都生まれ。東京大学文学部中退後、数学関連の予備校・塾・出版社に在籍。93年度より数学オリンピックを目指す学生のための駿台英才セミナーの講師を務める。現在はそのかたわら、月刊誌「中学への算数」「大学への数学」(以上、東京出版)などに寄稿する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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