出版社内容情報
いとう みく[イトウミク]
著・文・その他
丸山 ゆき[マルヤマユキ]
イラスト
内容説明
あおぞらこども食堂は、ハルさんとあさやけ町のみんなではじめたこども食堂。みんないっしょにごはんをたべるとおいしいね。おしゃべりしたり、本をよんだり、すきなことをしてすごせるよ。みんながだいすきなとってもすてきな食堂です。全国にひろがるこども食堂を舞台にした、心があったかくなるおはなし。
著者等紹介
いとうみく[イトウミク]
神奈川県生まれ。2012年『糸子の体重計』(童心社)で第46回日本児童文学者協会新人賞、2014年『空へ』(小峰書店)で第39回日本児童文芸家協会賞、2020年『朔と新』(講談社)で野間児童文芸賞受賞
丸山ゆき[マルヤマユキ]
東京都生まれ。個展、グループ展で作品を発表しながら、書籍の装画、さし絵などで活躍している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
すぱちゃん
34
こどもたちの食事がどこかないがしろにされている現在、こどもたちの心と体の栄養として、コミュニケーションの場として、こども食堂が担う役割はあるのでしょう。食中毒やアレルギー等気を付けるべき壁もあるので、素人が気持ちだけで始めるのは、問題もあるような気がしました。2021/04/16
ヒラP@ehon.gohon
30
各地で拡がっている子ども食堂を考えるのにピッタリの本だと思います。 いろんな事情を抱えた子のために始めた子ども食堂が、地域の輪を作って行きます。 大人の側からのアプローチ。 いろいろな人のサポートと理解で運営される子ども食堂。 どうして子ども食堂があるのかを考えると、社会の色々なことが見えてくるような気がします。2021/06/09
ほんわか・かめ
25
幼年童話で孤食や貧困を扱っていてちょっとびっくり。家族が忙しく、寂しい食事をしている子が多いと知ってこども食堂を開くことに。いつもおなかをすかせている子を誘っても親から「ただでもらったらいけない」と言われている。来にくい子にもお手伝いと引き換えにというアプローチで手を差し伸べる。たくさんの支援者が集まり、笑顔があふれるこども食堂。最後のインタビューは本当のインタビューを元にしたのだろう。こども食堂が始まったのは2012年。10年で本当に一般的になりましたね。地元では【みんなの食堂】として運営されています。2022/11/19
杏子
18
かわいらしい動物たちがイラストの本だけど、いとうみくさんの文章には一言も、そういう描写はない。このお話にはいろいろな問題を含んでいると思う。今のコロナの世の中のこと、子どもたちのそれぞれの家庭の実情のこと、地域社会での取り組みのことなど…。話としては、早起きして公園でお弁当を食べていたハルさんが、ひとりでパンを食べていた女の子に、一緒に食べよ?と声をかけ、それから始まったこども食堂の話。今、話題のSDGsにも通じるかも?最後の見開きページで、中学生になった子や就職した子やらいて、フムフムと思った。2021/05/22
ふくろう
15
こども食堂をテーマにした児童書。以前から子ども食堂に興味を持っていたので手にとってみた。子ども食堂について分かりやすく、良いイメージで表現されていた。2021/07/13
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- 和書
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