出版社内容情報
「茶の湯だけでも奥深いのに、
弓と剣まで納めなくてはいけないとは。
友衛家に生まれなくてよかったとしみじみ思いました。
しかし他人事にも思えない本書です。(笑)」
――武者小路千家若宗匠 千宗屋氏
「“粗茶”シリーズの世界に遊ぶことは、
小説を読む悦楽に浸ること。
夏、涼しく、冬、暖か。
いつまでもいつまでも読みつづけていたい。」
――作家 大島真寿美氏
異色の青春お仕事小説の傑作!
弓、剣、茶の「三道」を伝える〈坂東巴流〉の
嫡男・友衛遊馬、二十歳。
家出先の京都から帰還するも、
家元でさえ副業しなければ家族を養えない貧乏流派ゆえ、
働き口を探してこいと言われてしまう。
建造が始まったスカイツリーの警備員に収まるが、
周囲からは「あそこの跡継ぎはダメだ」と後ろ指を指され、
ガールフレンドとの仲も“行き止まり”。
冴えない日々の中、曲者ぞろいの茶人武人にやりこめられながら、
遊馬は自分の進むべき道をぐるぐると探しつづける。
明日が見えないあなたに贈る、笑えて泣けて元気になれる物語。
内容説明
弓、剣、茶の「三道」を伝える“坂東巴流”の嫡男・友衛遊馬、二十歳。家出先の京都から帰還するも、家元でさえ副業しなければ家族を養えない貧乏流派ゆえ、働き口を探してこいと言われてしまう。冴えない日々の中、クセモノぞろいの茶人武人にやりこめられながら、遊馬は自分の進むべき道をぐるぐると探しつづける。明日が見えないあなたに贈る、笑えて泣けて元気になる物語!
著者等紹介
松村栄子[マツムラエイコ]
1961年静岡県生まれ。福島県育ち。筑波大学第二学群比較文化学類卒業。90年『僕はかぐや姫』で海燕新人文学賞を、92年『至高聖所(アバトーン)』で芥川賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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