ふくろうの本<br> 図説 漫画の歴史

ふくろうの本
図説 漫画の歴史

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ A5判/ページ数 127p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784309726113
  • NDC分類 726.1
  • Cコード C0321

内容説明

江戸諷刺画から、ジャパニメーションまで、現代マンガのルーツを辿る。300年のヒストリカル・ツアー!!漫画表現史の決定版。

目次

第1章 明治・大正期近代漫画ジャーナリズムの確立
第2章 昭和前期太平洋戦争を挟んだ時代
第3章 昭和後期から平成時代現代漫画の成熟と世界展開

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

akihiko810/アカウント移行中

13
図説・明治からの日本の漫画の歴史。印象度B+  明治、大正期は漫画と言えば「風刺画」で、ナンセンス漫画が日本に出てきたのは昭和初期らしい。「時事新報日曜付録」に北沢楽天が描いたおてんば少女「とんだはね子」なんて、ほぼ「サザエさん」や「フイチンさん」と変わらないと思う。日本の漫画の豊饒さの土壌は、本書を読む限り昭和初期に整備されたといってもいいと思う。手塚以前の漫画状況が詳しく載った本は初めて読んだ。本書では手塚を「あくまで漫画史の中に現れた一漫画家」みたく位置づけ、特別視してないのもこの手の本では珍しい2021/08/04

富士さん

6
cartoonとcomicの関係の把握は、マンガ研究ひいてはアニメ研究には避けて通れないところです。comic史観では、子供向けだったものが消費者の高齢化に合わせて対象年齢を上げ、市場を拡大してきたと単純に解することが出来ますが、はじめから大人向けだったcartoonも含めて考えるとこのような理解は成り立ちません。手塚治虫さんなどは初めから大人も意識しており、cartoonの伝統は決して伏流化した訳ではありません。本書は薄いながらも、この両方に目を配った良い本で、マンガ史必読の文献であると思います。2021/04/16

takao

2
ふむ2021/07/27

にらさわ

1
卒論の資料本。う〜んようやく現代まで歴史を追えた。絵がたくさんで楽しめた。しかし私の卒論資料はこの著者の本が多い。第一人者なのか。2010/12/01

せいむ

0
明治以降の漫画の変移についての本で、近代史を雑誌側から追っていく形に近い(ちなみに、田河水泡『滑稽の研究』が楽天の名前だけだして終わってるので、これの続きとしてもお勧め) ページに所狭しと並ぶ資料は、当時の空気が感じられて楽しいし、書いてある文字を読もうとついつい頑張ってしまう。1度当時の読んでみたいけど、これは国会図書館かしらん2022/03/26

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/160530
  • ご注意事項