出版社内容情報
中学校1年生(日本の小6)になったばかりのエミリーには、15歳の姉ホリーがいたが、ホリーには障害があり、3か月前に亡くなってしまった。ホリーはクマのぬいぐるみのブルーイが大好きで、エミリーはホリーのために、想像の国スモカルーンでホリーとブルーイが冒険するお話を作っていた。ある夜、ホリーの部屋からへんな音がするので、エミリーがのぞいてみると、ベッドの上に光るテントがあり、中からペンギンとクマのぬいぐるみが出てきた。想像の国スモカルーンから来たのだ。ペンギンはヒューゴ、クマはスミッフィーという名前で、エミリーに話しかけてきた。ブルーイもスモカルーンにいて、ホリーと遊んでいるという。
身近な愛する人を失った悲しみを、おもちゃたちとの交流と想像力の力で乗り越えていく感涙の物語。
もくじ
1ブルーイの思い出ノート
2ちがうドア
3合唱の練習
4黒いヒキガエル
5不思議の国
6トッタン村の大事件
7調査
8寝室のいざこざ
9実験
10プラタナス荘へようこそ
11火事
12牢屋のウェンディ
13新しいお客さま
14読書クラブの大騒ぎ
15エデンの園のヘビ
16ピッパの休暇
17まじないの主
18花火
19要求
20金のブーツ
21ペンギン共同体のピクニック
22不思議の国のコーラス隊
23メッセージ
24おもちゃ博物館
25重要な仕事
26ダンスパーティーへの招待
27だれもが勝者
28何もかもうまくいく
あとがき
内容説明
想像の国を救うのは、ひとりの少女とぬいぐるみたち!?2019年カーネギー賞ショートリスト“ベスト8”ノミネート。
著者等紹介
ソーンダズ,ケイト[ソーンダズ,ケイト] [Saunders,Kate]
ロンドン在住。Five Children on the Western Frontで、2014年コスタ賞児童文学部門を受賞。『エミリーとはてしない国』は2019年カーネギー賞ショートリストにノミネートされた
田中奈津子[タナカナツコ]
東京都生まれ。東京外国語大学英米語学科卒。主な訳書に『はるかなるアフガニスタン』(第59回青少年読書感想文全国コンクール課題図書)など
北見葉胡[キタミヨウコ]
神奈川県生まれ。武蔵野美術短期大学卒。主な作品に『タマリンとポチロー』(2005年ボローニャ国際絵本原画展入選)、『ルウとリンデン 旅とおるすばん』(2009年ボローニャ国際児童図書賞(ラガッツィ賞)受賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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はる
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
art_mr
読生
だけど松本