出版社内容情報
<内容>
小さな活版印刷所「三日月堂」には、今日も悩みを抱えたお客がやってくる。物静かな店主・弓子が活字を拾い、丁寧に刷り上げるのは、誰かの忘れていた記憶や、言えなかった想い……。活字と言葉の温かみに、優しい涙が流れる感動作。
ルビを追加し版型も大きくなり、子供も読みやすくなった「新装版三日月堂」第二弾。
<もくじ>
ちょうちょうの朗読会
あわゆきのあと
海からの手紙
我らの西部劇
<プロフィール>
ほしおさなえ
1964年東京都生まれ。作家・詩人。1995年『影をめくるとき』が第38回群像新人文学賞優秀作受賞。2002年『ヘビイチゴ・サナトリウム』にて、第12回鮎川哲也賞最終候補。『空き家課まぼろし譚』『活版印刷三日月堂』「ものだま探偵団」シリーズなど著作多数。
内容説明
小さな活版印刷所「三日月堂」には、今日も悩みを抱えたお客がやってくる。店主の弓子が活字を拾い、丁寧に刷り上げるのは、誰かの忘れていた記憶や、言えなかった想い…。活字と言葉の温かみに、優しい涙が流れる、シリーズ第二弾!
著者等紹介
ほしおさなえ[ホシオサナエ]
1964年東京都生まれ。小説家。1995年『影をめくるとき』が第38回群像新人文学賞優秀作受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ゆっき
20
シリーズ第二弾。弓子が継いだ「三日月堂」が人と人の縁を結ぶ場所になっていることが幸せ。古き良き活版印刷の活字と一字一字選ぶ言葉にほっこりします。「あわゆきのあと」は広太くんの思いに涙がとまりませんでした。思い出が詰まった『車のいろは空のいろ』の本も貝がらの版画の豆本も長い時を経て作られる片山さんの本も本当に素敵。優しさにあふれ、一歩前に踏み出せる勇気をくれる物語ばかりでした。2022/02/28
K子
1
面白かった。ほのぼの、安心して読める。 活版印刷にどんどん興味が湧いてくる。職人の心意気というか、仕事に対する思いというか、職人って凄いな、と改めて思う。2021/01/01
FLviASt
0
図書館本 1を文庫で読んでから、ずーっと読みたかった! 買えずにいたので♡2022/08/12
チャーリー
0
新見南吉にそんな詩があるのは知らなかった。銅版画に活版印刷の豆本は手にしたら離したくなくなりそう。2022/03/19
チタカアオイ
0
【図書館】2021/07/26