出版社内容情報
累計25万部突破!!大人気シリーズ待望の第三弾です。「あずかりやさん」では、さまざまな人たちの思いが交錯し…。
著者等紹介
大山淳子[オオヤマジュンコ]
東京都生まれ。2006年『三日月夜話』で城戸賞入選。2008年『通夜女』で函館港イルミナシオン映画祭シナリオ大賞グランプリ。2011年『猫弁 死体の身代金』でTBS・講談社第3回ドラマ原作大賞を受賞しデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
seacalf
171
シリーズ3作目。安定の満足感。生物、無生物たちの飄々として小気味良い語り口がお気に入りで楽しみのひとつ。今回もまさかのユニークな語り手が登場する。でも違和感なく読めるんだよな〜。「店主の平和思想には節操がない」と半ばあきれつつも、周りの皆が桐島店主のことを大好きな様子が微笑ましい。作者大山淳子さんは幾つもユニーク視点をお持ちで、それを今回も遺憾なく発揮してくれている。いつものようにホロリとさせ、でもやはり最後は温かい。今後が気になる登場人物が何人かいたので、これはまた次なる作品に手を出さずには入られない。2022/08/04
初美マリン
140
三作目で、本当にあずかりやさんの本質がみえてきたような気がする、とても良かった、しみじみと味わえた2019/11/04
みかん🍊
123
1日100円で何でも預かってくれるあづかりやさんシリーズ3作目、最初の自分勝手なお客さんにはイライラさせられた、猫にノミがいるくらいでそこまで周りの人まで嫌悪するかな、がやはり後半に行くにしたがってほっこりさせられる、首の皮一枚で繋がっているパッとしない作家がたまたまあづかりやさんを訪れる「かちかちかっちゃん」が一番好きだった。2019/07/01
ダイ@2019.11.2~一時休止
108
あずかりやさんその3。連作短編集。ピンチもありましたが本作もイイ感じでした。かちかちかっちゃんが一番良かった。2019/06/24
紫 綺
106
盲目の好青年が店主を務める「さとう」というあずかりや。ここにあずける人びとは、どこか心に隙間がある。その隙間を埋めるためにあずかりやはあるんだな。店主はキャラが薄いようで、熱い熱いアツ過ぎる情熱を持っていることを確信する。2019/08/02