ポプラ新書<br> 私の後始末

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ポプラ新書
私の後始末

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  • サイズ 新書判/ページ数 223p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784591162064
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0295

出版社内容情報

どうやっても思い通りにならない厄介な時代なのだから、
自分を強く持ち孤独を怖れず、
本音で老いを愉しむための一冊。老年の多くの苦しみは、
人間の完成のための試練である……。
5万部のヒットとなった「人生の値打ち」に続く、
曽野綾子さんの待望の新刊。

どうやっても思い通りにならない「厄介な時代」なのだから、
むしろ、自分を強く持ち、孤独を怖れず、
本音で老いを愉しむための一冊。

これまでに曽野さんが長年に
わたって出された数多くの書籍から、
特に心に響く文章を269集めました。

§ほとんどのことは「たかが」と思う
§暮らしぶりの優劣と幸福は関係ない
§持っていないものを数えない
§人生は「こんなはずではなかった」の連続
§幸福を感じる能力は、不幸の中でしか養われない
§「させられる」を「してみる」に変える
§「手抜き、ずる、怠け」を上手に使う
§清流だけでなく、濁流にも身を置く
§大切な人生の選択は損得で決めない
§余生の感覚ができると、見方に余裕が生まれる
……

(本書前書き)
 いつの日からか、「その日、その日」を
どうやら生きてしのいでいけば、
それで人生の「今日の日」は成功だったのだ、
と私は思うようになっていた。

こんな性格だから「後始末」が
完璧に終わることなどないだろう、
というくらい最初からわかっていた。

しかし人間は、時々、そしていつも、
少々体裁のいいことを言いたがる。
つまりいつの日か、
健康で時間さえあれば、
すべての身辺整理の後始末はつくような
言い方をし続きていくものなのだ。
人間の向上心、善意なるものも、
往々にしてそのような空虚な言葉で
時間稼ぎをしている。
しかし何にせよ「稼げる」という行為は大したものだ。

これもまた物議をかもす言い方だろうが、
万引きだってスリだって、
その犯罪的な行為によって稼げなければ、
その人は生きていけない。
生きていくということは、
しかし人間を認める大前提なのだから、
世の中のことは簡単に言えなくなる。

希わくば、この世のことはあまりこんがらがることなく
とにかく終わっていくことを、
私はひたすら望んでいる。
私という人間が生まれて、長生きをしてしまった以上、
後始末がせめて簡単に終わりますようにと願っていたら、
こんなメモの片々が手許に残った。

曽野 綾子[ソノアヤコ]
著・文・その他

内容説明

老年の多くの苦しみは、人間の完成のための試練である。「いい人」にならず、本音で老いを愉しむ269の極意。

目次

第1章 本音こそ人生の歓び
第2章 ままならぬ状況を生きる
第3章 「いい人」を今すぐやめなさい
第4章 あきらめる生き方
第5章 自由になるための究極の選択
第6章 あるがままのどこが悪い

著者等紹介

曽野綾子[ソノアヤコ]
1931年東京都生まれ。作家。聖心女子大学卒。『遠来の客たち』(筑摩書房)で文壇デビューし、同作は芥川賞候補となる。1979年ローマ教皇庁よりヴァチカン有功十字勲章を受章、2003年に文化功労者、1995年から2005年まで日本財団会長を務めた。1972年にNGO活動「海外邦人宣教者活動援助後援会」を始め、2012年代表を退任。ベストセラー多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

sweet november

9
これから生きていく先の道しるべになるような言葉が多かった。2019/03/24

くらっくす

4
風が吹き抜けるようにあとかたもなく死ぬ。人を明確に理解することなどできないのだから、誤解されて生きていくことが当たり前。今持つもの、持てることを幸せと感じて、最期まで日常を生ききる。いろいろと考えてきたこともあって、いい捉え方だなと見倣いたく思いながら読み進めた。無様に死んだって、忘れられたっていいじゃないか。執着があまりなく、ありのままの自分と周囲を有難く受け止める生き方は、本当に粋である。一人の達観した考えと受け入れつつ、いろいろな部分を真似てみたい。これから生きていく中で折に触れて読み返したい本だ。2022/05/03

おい

3
筆者の考えに共感するところ大です。もっと自然に生きた方が楽だと思うし、自分もそうありたい。 ★★★2019/05/29

神谷孝信

3
著者の本は何度も繰り返し読んでいるが、この本にも感化されたことが多くあった。42019/02/22

Mikarin-Hanako

2
「私の後始末」というタイトルなので、自分の老後や死を迎えた時のためのアドバイスをもらおうと読み始めた。実際は「生きる」ために必要なこと、不必要なこと、日々をいかに楽しく楽に過ごすことが大切かということが書かれていた。私も死ぬときまで今を大切に一日一日を精一杯生きていきたい。2019/08/30

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