怯まず前へ―常に結果を出し続けるチームと強い心の作り方

酒井 俊幸【著】

ポプラ社（2019/11発売）

• サイズ B6判／ページ数 212p／高さ 19cm
• 商品コード 9784591160589
• NDC分類 782.3
• Cコード C0010

出版社内容情報

酒井　俊幸［サカイトシユキ］
著・文・その他

内容説明

常に結果を出す鉄紺式マネジメント。「礼を正し、場を静め、時を守る」。エースに頼るのではなく、エースを活かす。その１秒をけずりだせ。「名前が下がる」起用はしない。エース不在の年こそ攻める。マラソンに「本気で」挑む。

目次

第１章　チーム作り
第２章　チームワーク
第３章　采配
第４章　体調管理
第５章　世界への意識
第６章　フィジカルトレーニング
巻末資料

著者等紹介

酒井俊幸［サカイトシユキ］
東洋大学陸上競技部長距離部門監督。１９７６年福島県生まれ。学校法人石川高等学校卒業後、東洋大学経済学部に入学。大学時代には、１年時から箱根駅伝に３回出場し、４年時にはキャプテンを務めたが、貧血や度重なる故障に悩み、４年時の箱根駅伝は欠場する。大学卒業後、コニカ（現・コニカミノルタ）に入社。２００１年から２００３年まで全日本実業団駅伝３連覇のメンバーとして貢献。Ｖ２、Ｖ３のアンカーとして胴上げも経験、強豪となったコニカミノルタを支えた。選手引退後は、母校である学校法人石川高等学校で教鞭をとりながら、同校の陸上部顧問を務めた。２００９年より、川嶋伸次監督の後任として、３２歳で東洋大学陸上競技部長距離部門の監督（現職）に就任。就任１年目で、箱根駅伝に出場した大学の監督の中では最年少ながらチームを優勝に導くという快挙を達成する。その後もチームの育成に尽力し、箱根駅伝では、優勝３回、準優勝５回、３位２回、あわせて１０年連続３位以内という成績を達成。また、学生三大駅伝（出雲、全日本、箱根）すべてで優勝を経験。実業団、教員の経験を生かした「チームづくり」「選手の育成」で、東洋大学を常勝チームへ導く。指導方針としては、「世界で戦える選手育成」を掲げ、ロンドン・リオ・東京五輪に選手を輩出（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[Yuri]

なんとなくの駅伝ファンだった私はある年の全日本大学駅伝以降、東洋大学を応援している。 学生スポーツでありながら多くの人を熱狂させる駅伝。箱根はもちろん、地元開催の全日本大学駅伝にも毎年興奮させられる。熱い戦いを魅せてくれる選手に対して酒井監督がどんな思いで日々の御指導をされているのか、選手に向き合われているのか、区間エントリーの際にどんな信念を持って選択・決定されているのか...読み進めるうちに駅伝シーズンの熱い気持ちが思い出された。この一冊を読んで、より一層東洋大学を応援したいという気持ちが高まった！！

2020/05/13

[ゆず湯]

前著書から数年、本書では実際に世界に羽ばたく選手を育成している実績と成果の裏側を垣間見ることができました。もちろん各選手のエピソードも。特に五郎谷選手のお話にはグッとくるものがありましたし、悠太選手の21秒に対する思いには胸打たれました(私も大迫選手のタイムを見た時また21秒か！と思いました)そして奥様が本当に素晴らしい。酒井監督がとても尊敬していらっしゃるのが伝わってきます。鉄紺魂が卒業後の選手たちにもしっかり息づいて、今後もどんな風に育っていくのか楽しみです。まずは来月の箱根駅伝、応援しています！

2019/12/09

[風池]

箱根駅伝好きなので名前から、選手のことを思い出すことができ、懐かしい気持ちになれた。画面には映らないところで、そんなふうに頑張ってきたのかと感動し、サポートに回ってくれた4年生の話に泣く。これからも駅伝、陸上界を応援する！

2020/01/20

[Hideichi Sekiya]

駅伝大会の出場メンバーは固定せずに全ての選手にチャンスを与える、出場メンバーだけでなく、補欠やマネージャーも大切な存在、選手と同様に監督も努力をする、、、２０１９ラグビーワールドカップの日本代表チームが掲げた「ワンチーム」に通じるものがあると思いました。また、チーム東洋として世界に挑戦するという言葉はマラソンや競歩でオリンピック代表選手を複数輩出しているので納得(*_*;

2020/01/11

[rina]

近年のレースにおける酒井監督の心境や裏話等も知れてとても面白くあっという間に読了。特に、時に大胆にも思える采配に関しては、数年先を見据えた緻密な戦略や世界を目指す育成の目線があることが窺え、興味深かった。芯の強い酒井監督がより一層好きになった。年明けが今から楽しみ！！

2019/12/11