出版社内容情報
小学生・サトミが持ち込む謎を、鳥たちがあっと驚く推理で解決! くすっと笑えて癒される、ユーモア本格ミステリー!「基準にあてはまる人間なら、そのかぎりではないということだ」
「あてはまる人間って?」
「おおざっぱにいって、二つの条件がある」とアオゲラ、「ひとつには、子供か、大人であっても子供のような心の持ち主。もうひとつは、友達が少ないか、まったくいないということ」
転校生のサトミが森で出会ったのは、言葉を話すアオゲラとコゲラ。
サトミのまわりで起こった謎を、あっと驚く推理で解決する鳥たち。くすっと笑えて癒される、ユーモア本格ミステリー! 短編四編を収録。
第一話 「消えた井戸の謎」
狛犬の下に埋蔵金が隠されているという噂が流れる。その背景には思いもかけない事実が隠されていてーー。
第二話「出現した日傘の謎」
叔母さんの喫茶店に、突然出現した日傘。その理由とは――アオゲラ先生の論理的図式とサトミの名推理が光る。
第三話「腕時計とリススベリの謎」
学校で腕時計がなくなり、クラスメイトのスズキさんに嫌疑がかけられた……サトミに心を通わせる友人ができる?
第四話「振り子時計と蛇の謎」
叔母に黙って学校を休み、ある事件の解決に挑む。鳥たちに言葉を教えたという「世捨て人」と感動の再会も!
松尾 由美[マツオユミ]
著・文・その他
内容説明
「子どもか、大人でも子どものような心の持ち主。もしくは友達が少ないか、まったくいない人物」のみにアオゲラとコゲラの話し声が聞こえる。小学生・サトミが持ち込む謎をあっと驚く推理で解決する名探偵は、鳥―。ウィットに富んだ会話も魅力のユーモアミステリー!
著者等紹介
松尾由美[マツオユミ]
1960年石川県生まれ。お茶の水女子大学卒業。89年『異次元カフェテラス』を刊行しデビュー。91年「バルーン・タウンの殺人」がハヤカワSFコンテストに入選(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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