出版社内容情報
赤いタマゴタケは虫たちのレストラン。きのこに集まる虫たちや、きのこと共に生きる「きのこむし」たちを紹介します。かわいく赤いきのこ、タマゴタケ。新鮮なものでないと人が食べることはできません。しかし、日にちがたってくずれはじめたタマゴタケは、虫たちのレストラン。どんな虫が来ているでしょう? 朽ち木は、きのこによってつくられ、朽ち木には、きのこと一生離れることのない「きのこむし」がいます。きのこを見つけたら、そっと傘の下をのぞいてみてください。「きのこむし」たちが見つかりますよ!
新開 孝[シンカイタカシ]
写真
新開 孝[シンカイタカシ]
著・文・その他
内容説明
きのこがすがたをあらわすといろいろないきものがあつまってきます。さて、きのこレストランにはどんなおきゃくさんがくるでしょう。
著者等紹介
新開孝[シンカイタカシ]
1958年、愛媛県生まれ。高校生の頃から蝶の生活に魅せられる。愛媛大学農学部で昆虫学を専攻。卒業後上京し、教育映画の助手などの仕事を経て、フリーの昆虫写真家として独立。昆虫の多様で不思議な生態を掘り下げ、独自の視点から撮影し、今日に至る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たまきら
30
あら、オタマさんがきのこ本を読まないなんて!しかもタマゴタケなのに!オカンが堪能したからいいや。キノコという不思議な分解者とさらにそれを主食とするものたち。写真もすごくいいし、生物の名前も紹介されていて情報量膨大!世界って本当によくできているんだなあ…と楽しくなる一冊です。2018/12/03
てんちゃん
26
小学生のころ、授業中にジャポニカ学習帳の昆虫写真及び記事を楽しく読んでたクチなので、この手の本は大好きです。人の想像を越えてくるキノコの世界。かわいかったり、グロテスクだったり、いろんな形があります。樹木、土、昆虫との共存。人だけきれいな無菌世界に閉じ籠ろうとするのは不自然では?山に行きたくなりました。2019/03/31
ももたろう
24
表紙のきのこはタマゴタケ🍄夏、土の中から姿を現し一晩もすると真っ赤な傘を大きく広げる。森でこの傘が開く前のかわいい姿を見るのは貴重なのかもしれないなぁ。胞子を飛ばし5日目には溶けるように崩れていく。案外儚い命。柔らかくなったきのこは虫たちの食料となる。(後半はきのこに群がる虫がメインになるので苦手な人は要注意⚠️)森ときのこと虫たちの命のサイクル。手を取り合って生きていることが良くわかる写真絵本。※新鮮なタマゴタケは人間も食用可。2020/11/14
バニラ風味
22
きのこが生まれると、その表面や裏に、きのこ食べる虫たち「きのこむしたち」がやってきます。まるで、きのこはレストランみたい。小さい虫が結構アップになっているので、虫嫌いさんは、ご注意!特に最後に出てくる、タイワンオオテントウムシダマシ。その成長の様子の写真は、ちょっと大きすぎかも…(苦笑)。いろんなきのこが出てきて、とても興味深いです。2018/10/24
喪中の雨巫女。
13
《図書館-返却》茸可愛くて、きれい。生でみてみたい。2022/06/29