定年入門―イキイキしなくちゃダメですか

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  • サイズ B6判/ページ数 286p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784591158371
  • NDC分類 367.7
  • Cコード C0095

出版社内容情報

本当はみんなどうしてるの? 独特の視点を持つノンフィクション作家が定年を迎えた人々に取材、「定年のナゾ」に迫る。組織で働く人に必ずおとずれる「定年」。だが、超高齢化社会を迎え、「一億総活躍社会」が標榜される現在、その制度が揺らぎ始めている。定年後の働き方、シニアの起業など、生涯現役を促す本が数多く出版され、ベストセラーとなったものもある。人はいつまで働けばいいのか? みんなそんなにずっと働き続けたいのか? リタイアした人は誰もが趣味や生きがいのある充実した生活を本当に送っているのだろうか? 独特の視点で日常や常識に新たな光をあてるノンフィクション作家が、定年後の人生を歩んでいる人々に取材、「定年のナゾ」に迫っていく。

【著者プロフィール】
たかはし・ひでみね。1961年横浜市生まれ。東京外国語大学モンゴル語学科卒業。テレビ番組制作会社、出版編集プロダクションを経て、ノンフィクション作家に。『ご先祖様はどちら様』で第10回小林秀雄賞、『「弱くても勝てます」開成高校野球部のセオリー』で第23回ミズノ スポーツライター賞優秀賞を受賞。その他の著書に『TOKYO外国人裁判』『素晴らしきラジオ体操』『からくり民主主義』『トラウマの国 ニッポン』『趣味は何ですか?』『男は邪魔!』『損したくないニッポン人』『不明解日本語辞典』『やせれば美人』『人生はマナーでできている』『日本男子♂余れるところ』など。

高橋 秀実[タカハシヒデミネ]
著・文・その他

内容説明

定年とは無縁なノンフィクション作家が、定年を迎えた人々に会いに行ってみたら…。「定年のナゾ」がいま解き明かされる!?

目次

第1章 超法規的な風習
第2章 プライドのゆくえ
第3章 おはようおかえり
第4章 テイスト・オブ・定年後
第5章 特に何も変わりません
第6章 ただの人になれますか?
第7章 平等なカルチャー
第8章 問題ない問題
第9章 人生のマッピング

著者等紹介

〓橋秀実[タカハシヒデミネ]
1961年横浜市生まれ。東京外国語大学モンゴル語学科卒業。テレビ番組制作会社を経て、ノンフィクション作家に。『ご先祖様はどちら様』で第10回小林秀雄賞、『「弱くても勝てます」開成高校野球部のセオリー』で第23回ミズノスポーツライター賞優秀賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

いつでも母さん

167
定年問題。定年を迎えその後の暮らしぶりが様々で面白い。定年とその後はその人の置かれた環境で捉え方も違う。自営業だって畳むときや譲る時が定年だとも思う。仕事に定年はあっても人生に定年は無いよね。終わりを意識することで人生は新鮮に映るらしい。夫が定年を迎えるのはまだ少し先だが、その時どんな状況になっているのだろう。今からちょっと楽しみでもある。2018/04/15

Willie the Wildcat

70
停年から定年へ転換し、退職ではなく隠居。そして家、家庭への帰還。帰還故に、”不変”との距離感の見極めは必須。生活のリズムの見直し。「きょういくときょうよう」は切実な現実。多彩な経験談の中では、元教師・小山さんの件が印象的。自他尊重の上の”個”。「問題ない問題」は、言い得て妙であり、夫婦の真摯な会話は大前提という感。少々無茶を承知で”心技体”で考えてみると、映画(美術館)/カフェ/ジムかな。カフェは”Process”のための貴重なスペース。はてさて、物心両面での軸足の移動、いつできるのやら・・・。2018/09/26

fwhd8325

53
派遣社員で働くようになって、定年という概念は直接影響はしていないように感じています。考えてみれば、私の世代は55歳が定年でした。それが今では70歳まで働けという。この著書に登場する方々も、決して長く働くことを生きがいとしているわけではなく、定年後の生活のあり方が大事なんだと語っているように思います。生き方をどうデザインするかなんでしょうな。隠居が身分とは初めて知りました2018/11/03

はまだ

39
定年について尋ねることは、それまでの人生について尋ねることと少し似ていたり似ていなかったりするし、シシトウは異様に辛いときとそうでもないときがある。異様に辛いときは、あれは毒との関連がうたがわれる。知るかよ。そこで、高橋秀実さんの新作。よい。ノンフィクションというか、インタビュー集。普通のおっさんやおばさんのインタビュー集。全員、へんだ。それはそうだろう。みんなへんなのだから(「世界に一つだけの花」より)。あっさり読めて、笑えるのが読みたい人は是非に。結論とか持ってこない。すばらしいノンフィクション。★42018/05/03

白玉あずき

37
多数の定年後の人々のインタビュー集。現役のプライドを引きずる方や、環境保護活動で仲間づくりにも成功した理想的な方、多くの趣味に熱中している人。様々だ。自分の退職→社会的孤立、ゴミ屋敷、セルフネグレクトという最悪の将来を想像して、あせって読んでみた。近所の退職者にも聞き取り調査したが、「朝食べて、昼食べて、夜食べて~」なんて事かしら。しかし読後じっくり考えてみたら、自分の友人の多くが介護中だったり、生活のため無理に働いていたり。この本の登場人物達のような経済的に安定した優雅な老後なんて、ちょっと別世界だわ。2019/12/10

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