出版社内容情報
開国と大政奉還を早くから唱え、坂本龍馬など多くの人物から信頼されました。幕末の「四賢侯」と呼ばれた人物の生涯を描きます。
内容説明
大政奉還を唱え、坂本龍馬から頼りにされた、幕末の賢侯。
目次
第1章 江戸から福井へ
第2章 開国と将軍継嗣
第3章 政事総裁職
第4章 一つの日本
第5章 維新の旋風
松平春嶽を知るための基礎知識
著者等紹介
加来耕三[カクコウゾウ]
歴史家・作家。1958年、大阪府大阪市生まれ。1981年、奈良大学文学部史学科卒業。著書多数。テレビ・ラジオ番組の監修・出演も少なくない
後藤ひろみ[ゴトウヒロミ]
ふくい歴女の会会長。福井県立歴史博物館併設カフェ代表。福井県福井市生まれ。福井高専卒。歴史研究会会員
中島健志[ナカシマタケシ]
福岡県福岡市生まれ。九州産業大学卒業。1988年、『コミックアフタヌーン3月号』(講談社)に「中尉殿の飛燕」(’87冬期賞受賞作)が掲載され、漫画家としてデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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たまきら
30
幕末の人物伝シリーズが面白くて借りてきました。恥ずかしながら知らない人ばっかり!今の日本と重ねながら(ホント日本人って変わらないのねえ)な~んて思いました。自転車に初めて乗った人、というエピソードはもう少し詳しく知りたいなあ。2023/06/19
ぴたこ
2
息子が借りてきた本。恥ずかしながらこの本で知ったのですが、なかなか立派な方で、大河ドラマの主人公にしても素敵では?なんて思っちゃいました。徳川慶喜を支えた方ですから、「晴天を突け」にも登場しそう!大河ドラマも、歴史を学ぶと(コミック版ですが笑)面白みが増します^^2021/02/22
ビシャカナ
1
将軍継嗣問題や安政の大獄、公武合体に大政奉還など、常に幕末の動乱の中心にいた松平春嶽。幕政の混乱も春嶽視点で見ると道理がわかる。これほど攘夷派に悩まされていたとは思わなんだ。徳川慶喜と何度も意見ですれ違いながらも公私にわたって付き合うなど勝てば官軍の倒幕派からは見えてこないものがある。もっと早くに慶喜が将軍になっておれば、雄藩が国政に関わっておれば、開国問題が解決しておればと、政治の難しさ春嶽の腹芸のできない実直さに惜しい気持ちが湧く。2021/01/26
しゅん
1
春嶽が明治の名前を付けたことが分かった。2020/05/30
シチミ
1
説得力がすごい。このストーリーを見ると、慶喜はとても小さく見える。2019/06/25