ポプラ文庫ピュアフル<br> 一鬼夜行 鬼姫と流れる星々

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ポプラ文庫ピュアフル
一鬼夜行 鬼姫と流れる星々

  • 小松 エメル【著】
  • 価格 ¥726(本体¥660)
  • ポプラ社(2017/11発売)
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  • サイズ 文庫判/ページ数 314p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784591155271
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

妖怪をも恐れさせる閻魔顔の若商人・喜蔵の営む古道具屋「荻の屋」で、小鬼の小春が妖怪相談処を開いてから早ふた月。近ごろよく家をあける妹の深雪が恋をしているらしいと聞き、喜蔵は気が気ではない。そこに現れたのは、小春の宿敵で、深雪とある「契約」を交わした裏山の天狗だった。天下一の天狗を決める争いに巻き込まれた荻の屋の面々の運命や、いかに?大人気の明治人情妖怪譚!

著者等紹介

小松エメル[コマツエメル]
1984年東京都生まれ。母方にトルコ人の祖父を持つ。國學院大學文学部史学科卒業。2008年、ジャイブ小説大賞初の「大賞」を受賞した『一鬼夜行』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ゆかーん

47
今回は、喜蔵の妹深雪の恋愛話。一鬼夜行シリーズも長く続いていましたが、ここに来てようやく進展あり⁈妹の恋愛相手は、な、なんと!天狗のようで…。人間と天狗が恋なんてできるのか?という疑問はさて置いて、天狗の為に、自分の力を差し出す妹の姿が実に健気です。名だたる天狗たちを、特殊な怪力で次々なぎ倒していく妹に、唖然とする喜蔵たち…。優しいが故にやりすぎるのがたまに傷な妹ちゃんです(笑)このまま、天狗の仲間入りを果たすのかとハラハラしてしまう終盤でしたが、予想に反して家族愛に包まれた切ない終わり方となりました…。2018/04/13

24
さくさくと♪深雪さんの巻でしたが、お話しは天狗の勢力争いで、ちと好みじゃなく…。残念なり。次作に期待(^^)2018/02/20

真理そら

23
深雪さん大活躍?小春の力が落ちているので寂しい、力の落ちた小春は可愛さが減っている気がする。初瀬(異端の者)の物語は切なくて救いがない。綾子さんと多聞の出番が少なくて寂しかった。2018/08/03

佳乃

20
へぇ・・・天狗にもやっぱり性別ってあるんだねぇ。でも、成長しないとわからない生物とか、途中で性別変わるとかあるだろうし・・・でもさ、喜蔵にしてもそうだけれど、一体深雪も何者?ちょっと力を分けて貰ったとかの次元じゃぁないよねぇ・・・読んで思うのは、誰かを思う気持ちや恨みつらみなんかは人間だけが持ち合わせる感情ではないってことよね。2019/02/12

名駿司

17
★★☆☆☆ こじらせ屋と愚か者。特に天狗達のものの考え方がさっぱり解らない。裏山の天狗の花信はこれで退場か。喜蔵と小春は今回は完全に振り回され役のお人好しに徹していた。しかしこうなると、小春が深雪の想いに応える日は来ないままシリーズが終わりそうだな。残念。要所要所で描いてきた切ない想い、ちゃんと片を付けてほしい!2020/07/26

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