内容説明
ロンドンで「ゴーストの死神」をめぐる事件に巻き込まれて以来、報告局の上層部からも注目される存在となったカイ。エドから本部への引っ越しを提案され、一度ウィッツバリーに戻って検討することになった。ランスとの言い争い、つきまとう悪夢、タガート兄弟からの届け物、不審な訪問者―。さまざまなことを経てカイが出した答えとは?番外短編「メイトランズの夏」を収録した、シリーズ第5弾!
著者等紹介
深沢仁[フカザワジン]
第2回「このライトノベルがすごい!」大賞優秀賞受賞作『R.I.P.天使は鏡と弾丸を抱く』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mocha
85
前々作でのつらい出来事の後遺症に苦しむカイ。今作ではカイの「第二の目」に焦点があてられ、またまた危険が迫る!誰も彼も言葉を出し惜しみして、気持ちを伝えられずにいるのがじれったい。ひ弱なランスが頼もしく、新たな友達(?)フィンがとてもかわいくて切なくなった。番外編「メイトランズの夏」も良かったなぁ。次回はいよいよハロウィン。鞠子の活躍が楽しみだ。2017/07/09
mocha
79
再読☆俄然注目を浴びるカイ。幻想取締局のメンバーになるのか?今回は流血沙汰ばかりで心配だ。貧血でぼんやりしてる印象のランスがとても頼もしく思える巻。いい加減「友人」と認めたらいいのにな。2018/05/15
アン
49
前作の事件に巻き込まれた件で報告局から注目されるカイ。ウィッツバリーからロンドンへ引っ越しまで打診される。悪夢と不眠に悩まされるカイはランスと些細な事でも言い争いちょっと不安定でした。でもケンカ(言い合う)するほどに二人の距離が縮まっているような気もします。意外と仲良しな友人なんじゃない?なかなか認めないけど(笑)新たなペット?も登場してぺんの不在も埋めてくれているようですが、それも甘くはないようで・・・これからどうなるんだろう。次で完結だけど本当にどうなるのか読みたいような淋しいような複雑な気分です。2018/06/04
しゅてふぁん
32
最終巻を読む前に再読。カイとランスは‘あまい’関係に近づいてきてるのかな?(笑) 今回はランスがカッコよく見えた!2018/07/16
しゅてふぁん
31
カイは毎回かなりの被害に遭ってるだけに、今回はどこで死にかける?と思いながら読む。ランスともお互いに遠慮がなくなってきたかな。ランスはやっぱり少しズレていて可愛らしい。カイの精神安定剤が料理になってるのが可笑しかった。うん、キッチンがあるかないかはカイにとっては死活問題よね(笑) 2017/08/15
-
- 和書
- 映画と祖国と人生と…