出版社内容情報
パズル好き高校生・慧一は、片腕の剣士・龍心に「でこぼこ剣士会」に誘われるが・・・。どこまでもまっすぐな青春スポーツ小説!<内容紹介>
パズルが好きな貧弱高校生・慧一が、隻腕の剣士・龍心に連れていかれたのは「でこぼこ剣士会」なる剣道同好会。それぞれに事情を抱える個性派揃いのメンバーの中で、慧一は「本当の強さ」に向き合っていく……。
剣士たちのまっすぐな想いが胸を打つ、青春スポーツ小説!
<プロフィール>
向井湘吾
1989年、神奈川県生まれ。東京大学教養学部卒業。剣道五段。『お任せ! 数学屋さん』で第2回ポプラ社小説新人賞を受賞し、2013年にデビュー。著書に「お任せ! 数学屋さん」、「トリプル・ゼロの算数事件簿」シリーズのほか、『リケイ文芸同盟』『「電脳マジョガリ」狩り』などがある。
向井 湘吾[ムカイショウゴ]
内容説明
パズルが好きな貧弱高校生・慧一が、隻腕の剣士・龍心に連れていかれたのは「でこぼこ剣士会」なる剣道同好会。それぞれに事情を抱える個性派揃いのメンバーの中で、慧一は「本当の強さ」に向き合っていく…。剣士たちのまっすぐな想いが胸を打つ、青春スポーツ小説!
著者等紹介
向井湘吾[ムカイショウゴ]
1989年、神奈川県生まれ。東京大学教養学部卒業。剣道五段。『お任せ!数学屋さん』で第2回ポプラ社小説新人賞を受賞し、2013年にデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mae.dat
225
「お前、凸凹してるな」『ショダチ!』とは、初太刀と湘南友達のダブルミーニングなのかな。やっぱり違うか。中学生の時に剣道を挫折した慧一くんが、高校でもう一度剣道に開眼して、再び挑戦する青春小説。と言うのもね、剣道に得意という設定のパズルと共通性を見出してね。「へぇ」と思いましたよ。著者の向井さんは有段者でもあるそうで、荒唐無稽な話ではないのでしょうね。考えた事も無かったですが。剣道の試合は脳内再生を試みましたが、全く違っていそうに思えて。もっと臨場感を味わいたかった。それはこちらの経験、知識不足に依ります。2023/04/02
三代目 びあだいまおう
220
弱点は個性だ!スポ根と青春という私にとっての二大涙腺刺激薬を掛け合わせた処方。困る!そのせいで何度も視界が滲んだ。しかも著者自身が深く関わっていた『剣道』がテーマだからリアルな描写で読みやすい!誰しも持つコンプレックスや過去、それに悩むより己の個性と認め仲間と補い合う!まさにチームはパズル!全ピースが異なり、違う個性が集まってチームとなる!凸と凹!著者の頭が良すぎるせいか場面展開が唐突過ぎて、思考で埋める作業を要し何度か困惑したが個人的には好き。登場人物全員が好印象って珍しいけどライトで面白かった‼️🙇2019/07/19
mocha
96
藤沢神明高校剣道同好会「でこぼこ剣士会」道場の扁額に書かれた文字は「一長一短」。短所を長所で補い、弱点を武器に変えて剣道に打ち込む爽やかなスポーツ小説。濃密な試合の描写と、ひ弱なパズル少年が論理的に作戦を練り、少しずつたくましくなっていく姿が良い。ただ、それぞれの背景が少々わかりづらいし、この先悲しいことが待っているのがやりきれない。嬉しいこと辛いこともでこぼことやって来るんだな。2017/10/10
よっち
35
パズルが好きな貧弱高校生・慧一が、隻腕の剣士・龍心に連れていかれ「でこぼこ剣士会」なる剣道同好会に加入し、本当の強さに向き合っていく青春小説。好きだったのに弱くて周囲に迷惑をかけたくないという思いから剣道を辞めていた慧一。同好会のメンバーはひとくせあるメンバーばかりで、著者さんらしい切り口でそれぞれのエピソードを絡めつつ、悩みながらも逃げずにきちんと向き合い乗り越えようと奮闘する姿勢は好印象。その後登場人物たちがどうなったのか少し気になりましたが、成長して認められてゆく結末はなかなか悪くない読後感でした。2017/05/08
takaC
30
剣士ではない自分が読む分には面白い。2019/08/22
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