出版社内容情報
村山 早紀[ムラヤマサキ]
内容説明
本当にほしいものがあるひとだけがたどりつける、不思議なコンビニたそがれ堂。北国の高校を卒業し、いまは街角の洋品店で働くつむぎが、たそがれ堂で手にしたものは―。かつて諦めてしまった夢の続きを描いた「ガラスの靴」、老いた人気漫画家と少女の交流がユーモラスな「神様のいない家」、サンタクロースに手紙を書いた少年たちの物語「祝福の庭」。すべてを突き抜けてあふれだす魔法のようなきらめきと温もり、大人気シリーズ第六弾!
著者等紹介
村山早紀[ムラヤマサキ]
1963年長崎県生まれ。『ちいさいえりちゃん』で毎日童話新人賞最優秀賞、第4回椋鳩十児童文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
紫綺
149
コンビニたそがれ堂も6作目。12月発行されたこともあって、テーマはクリスマス。当然、いつもに増してファンタジー♪ガラスの靴、神様のいない家、祝福の庭の中編三編が凍えた心を温めてくれる。2017/03/13
SJW
132
シリーズ第6巻目の作品で話はすべてクリスマス。クリスマスが大好きな村山さんらしく、寝不足の状態で書いたようでかなり力が入っている。ちょっと表現が口説い所もあるけど。最後の祝福の庭でのサンタクロースへの願事は想定外で胸が熱くなってしまった。2020/02/03
とし
122
コンビニたそがれ堂「 祝福の庭 」6巻。読むタイミングは連れてしまいましたが、心温まるクリスマスの話良かったです。2018/02/08
しんたろー
112
楽しみにしていたシリーズ最新作♪今回はX'masにちなんだ短篇3作が、ふわりと舞う粉雪のように語りかけてきた。村山さんの文章は、私にとって不思議な存在だ……寒い日のシチューのように、疲れた時の珈琲のように、スッと入ってきて心も体も暖かくしてくれる……相性なのかな……。ファンなのに本作が特に優れた巻とは思わなかったが、それでも期待には応えてくれる切なさ&優しさが詰まった物語に満足できた。とうに50歳を過ぎた私にも、子供時代にワクワクして絵本を楽しんでいた頃を思い出させてくれる村山さんに今回も感謝!2017/01/30
のんき
101
どのお話しも、あったかくてよかったです。どれもクリスマスの時期の物語でした。優しいサンタさんがどの子にも来てくれたらいいな!子どもの夢を壊さないようにしてあげたいな。親の愛情のない、親がいない子どもにも。そういう子どもにこそサンタさんが来てほしいなって思いました、あと、自分も誰かのサンタさんになれたらな2017/11/12