リアルプリンセス

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  • サイズ B6判/ページ数 238p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784591152409
  • NDC分類 913.68
  • Cコード C0093

出版社内容情報

人気の女性作家たちが、古今東西に伝わるプリンセス・ストーリーに着想を得て描き出す、小気味良い珠玉の短篇集。古今東西に伝わるさまざまなプリンセス・ストーリーを、現代に置き換えたとしたら、どんな物語になるのでしょうか? 人気の女性作家六人が、それぞれが選んだ題材をもとに物語を書き下ろすアンソロジー集。女性ならではの優しさあり、はたまたぴりりとする毒もあり、個性豊かで小気味良い物語が集まりました。

寺地はるな×鉢かづき姫
飛鳥井千砂×踊る12人のお姫様
島本理生×ラプンツェル     
加藤千恵×エンドウ豆の上に寝たお姫様
藤岡陽子×乙姫         
大山淳子×眠り姫

寺地 はるな、飛鳥井 千砂、島本 理生[テラチハルナアスカイチサシマモトリオ]

加藤 千恵、藤岡 陽子、大山 淳子[カトウチエフジオカヨウコオオヤマジュンコ]

内容説明

古今東西のプリンセス・ストーリーをモチーフに現代の女性たちを描いた、切なく小気味良いアンソロジー。

著者等紹介

寺地はるな[テラチハルナ]
1977年佐賀県生まれ。会社勤めと主婦業のかたわら、小説を書き始める。2014年『ビオレタ』で第4回ポプラ社小説新人賞を受賞

飛鳥井千砂[アスカイチサ]
1979年、愛知県出身。2005年『はるがいったら』で第18回小説すばる新人賞を受賞しデビュー

島本理生[シマモトリオ]
東京都生まれ。2003年『リトル・バイ・リトル』で第25回野間文芸新人賞を受賞。2015年『Red』で第21回島清恋愛文学賞を受賞

加藤千恵[カトウチエ]
1983年北海道生まれ。2001年、短歌集『ハッピーアイスクリーム』で高校生歌人としてデビュー

藤岡陽子[フジオカヨウコ]
1971年京都府生まれ。同志社大学文学部卒業。2006年「結い言」で北日本文学賞選奨を受賞。2009年『いつまでも白い羽根』でデビュー

大山淳子[オオヤマジュンコ]
東京都生まれ。2006年『三日月夜話』で城戸賞入選。2008年『通夜女』で函館港イルミナシオン映画祭シナリオ大賞グランプリ。2011年『猫弁 死体の身代金』でTBS・講談社第3回ドラマ原作大賞を受賞しデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

❁かな❁

201
人気女性作家さん達が描く現代版プリンセスストーリー♡お気に入りの作家さんと読みたいと思っていた作家さんばかり♪とっても楽しむことができました♡初読みの藤岡陽子さん、寺地はるなさん想像通りやっぱり好み♡藤岡さん『あの人は海を捨てた』大山淳子さん『夢のあと』はボロボロ泣きました*寺地さん『鍋かぶり』飛鳥井千砂さん『歩く12人の女』は語り口も童話みたいで面白かったです!島本理生さん『ラプンツェルの思い出』加藤千恵さん『正直な彼女』はビターでらしさが出ていました*全て良かったですが藤岡さんのお話が1番お気に入り♡2017/06/05

yanae

171
プリンセスストーリーを現代版に置き換えた短編集。元の題材は、鉢かづき姫、踊る12人のお姫様、ラプンツェル、エンドウ豆の上に寝たお姫様、乙姫、眠り姫。原作を知らず読み比べられないものもあったけど、どれも面白かった。寺地さんの鍋かぶりはまさしく現代風に忠実に転換、うまい!飛鳥井さん、加藤さんは読み比べなしで楽しみ、加藤さんのはちょっとぞわっとした(笑)島本さんは久々に読んで「あぁ、これこれ!」と島本ワールドを堪能。ダメ男うまいなぁ。藤岡さん、一番好きだったかも。大山さんもまさかの結末にびっくり!面白かった!2017/05/19

きさらぎ

152
現代のプリンセスたちは苦労ばかりしている。恋に破れ、何かに励まされ、また新しい恋に向かい、男性並みに仕事をして大切な人とすれ違っている。従順な彼女に満足できず自由奔放な別の女性に惹かれ結婚しながら、これは夢で目が覚めたらやっぱり元カノと一緒にいるという妄想を抱いている『正直な彼女』にこの男は…と呆れたり、12歳の頃からずっと片思いしてきた同級生の恋愛を20年経っても応援する『その人は海を捨てた』の誠を今度は応援したくなったり。男性から見たプリンセス像なのかもしれない。とりあえずはハーピーエンドな全6話。2017/04/28

まちゃ

151
古今東西のプリンセス・ストーリーをモチーフに人気女性作家六人が書き下ろしたアンソロジー集。ほっこりするハッピーな話あり、毒のある話ありで楽しめました。読んで損はない作品でした。2017/06/03

はる

137
魅力的な顔ぶれ。もとになった童話のお姫様はそれぞれが選んだということで、作家さんの好みも分かって興味深いです。寺地さんはちょっと異色。「鉢かづき姫」はとんでも設定の昔話なのでむべなるかな。飛鳥井さんはあえて正統派児童書風。ほのぼの。島本さん。痛い。加藤さん、渋い。シニカル。藤岡さん、亀ちゃんの一途さに泣ける。所詮、亀は亀なのか…。大山さん。いかにも大山さんらしい。哀しくもあたたかい。続編もあったらいいな。2019/03/19

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