出版社内容情報
チョコレートのパッケージ等で人気の画家・樋上公実子の初の自作絵本!あまく切ない幻想の世界へ誘います。
内容説明
そのむすめは、バンビとよばれていました。いつも、美しい鹿皮のスカートをはいていたからです。むすめは、一羽の白い小鳥をこよなく愛していました。バンビと小鳥がともにすごした春、夏、秋、冬。幸福な時間のおわりに、バンビを待っていたものは…?
著者等紹介
樋上公実子[ヒガミクミコ]
1963年、東京生まれ。関西学院大学文学部ドイツ文学科卒業。幻想的で優美な独自の世界を描き、タブロー、絵本、書籍の装画、パッケージデザイン等、幅広いジャンルで創作活動を展開している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Vakira
40
♪女鹿のスカート いいスカート♪しなやか~しなやか~♪森から牡鹿がやってくる しなやか~しなやか~♪10年経ってもやってくる しなやか~しなやか~♪ 履こう 履こう 女鹿のスカート♪履こう 履こう 女鹿のスカート♪あなたも こいつも そいつも~♪みんなで履こう 女鹿のスカート♪(トラのパンツのメロディーで) 牡鹿を従えたかったら女鹿のスカート履きましょう。最強よ 鹿せんべいだって適わない。やっぱり私、人間の男性にもてたいの。でも人肌スカートは無理ね。現実的に考えると牛革スカートなら クールガイにもてそう。2022/03/27
sarigreen
1
どこかで知った時,惹かれて読んでみたいなぁとボンヤリ思っていた絵本に出会った。時々ドキンとする絵,素敵。お話はファンタジックで乙女チック。そして少し寂しい。だけど,私には大切な何かが読み取れないままな気がする。。大切な連合いを亡くし,呼び続ける牡鹿の切ない気持ち。なんだけど,ようやくの出会いが…皮って。。何だかグロい印象が膨らんでしまい,そこはちょっと引いてしまった。2017/06/23