出版社内容情報
加来 耕三[カクコウゾウ]
水谷 俊樹[ミズタニトシキ]
北神 諒[キタカミリョウ]
内容説明
今からおよそ95年前、シベリアに残されたポーランド孤児を救うため、日本赤十字社は765人の孤児を日本へと迎えた。人びとの「善意の心」から生まれた、知られざる日本とポーランドの歴史秘話!
目次
第1章 シベリアに残された子ども
第2章 第一次ポーランド孤児救済
第3章 第二次ポーランド孤児救済
第4章 帰国した子どもたち
第5章 日本とポーランドの絆
著者等紹介
加来耕三[カクコウゾウ]
歴史家・作家。1958年、大阪府大阪市生まれ。1981年、奈良大学文学部史学科卒業。企画・構成・監修や、テレビ・ラジオ番組の監修・出演など、多方面でわたって活躍
水谷俊樹[ミズタニトシキ]
作家。1979年、三重県尾鷲市生まれ。2001年、大阪コミュニケーションアート専門学校卒業後、(株)加来耕三事務所勤務のかたわら執筆活動を開始し、2008年に独立する
北神諒[キタカミリョウ]
漫画家・イラストレーター。主に児童書、企業系漫画などで活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Nobuko Hashimoto
23
先日訪問した敦賀ムゼウムで販売していて見つけた一冊。ロシア革命の混乱で孤児となったポーランド系の子どもたちを救出し、日本で療養させ、祖国へと送り届けたエピソードをわかりやすく紹介。児童書は嚙み砕いて丁寧に記述していて、大人にも有用だと思う。ブログにいろいろ関連リンクなどを添えて記録。https://chekosan.exblog.jp/30530973/2021/05/13
紫
2
マンガで勉強するポーランド近現代史。日本でのエピソードはさらっと流して、大正年間のポーランド孤児救済事業の史実を通してポーランド史と日波関係を紹介するといった内容であります。児童向けの学習マンガで、美談、善意の活動としてまとめられているため、本格的に調べたいという方には物足らないですが、一通りの要所は押さえられているのでとっかかりとしては充分なのでは。それにしてもポーランドのレジスタンスへの支援といい、ユダヤ人救済といい、同盟国なのにナチスドイツが嫌がることを平気で繰り返している大日本帝国とは…。星5つ。2018/04/11
phmchb
1
図書館本。2023/06/08